色合いは少し濁りのある淡いルビー。アセロラ、カーネーション、ボンボン、蝋の香り。ワインは爽やかかつ泡立ちは繊細でイチゴのようなまったりとしたキュートなエキスが心地よく、滋味深い鉱物的なミネラルとタイトな酸がきれいに溶け込む！
フェステジャールの意味はオック語で「お祭り騒ぎしようぜ！」という意味です。
買いブドウはオーヴェルニュのビオ栽培者ドメーヌ・ジャルゴビアとボルドーのビオ生産者Ch.フレディニヤックから
温故知新の精神から生まれる自由なワイン
元IBMのコンピューター技師のパトリックは、オーヴェルニュの鬼才ピエール・ボージェにワインを学びながら、2004年にコンピューターの仕事と平行して自らのドメーヌを起ち上げる。2009年にワイナリー一本に絞り、代表的な赤のペティアンと質の高い赤白ワインを作る。2013年から新しくネゴシアンを立ち上げ現在に至る。（インポーター資料より）■ワイン情報
[産地]フランス オーヴェルニュ地方
[タイプ]泡・ロゼ・辛口
[品種]ガメイ（オーヴェルニュ）40%、ピノノワール40%、メルロー20%（樹齢16～31年）
[土壌]玄武岩、石灰質・粘土質
[アルコール度数]11.5％
[醸造について]全房のガメイとピノノワールをステンレスタンクで2日間マセラシオンしてプレス、その後直接プレスしたメルローをアッサンブラージュ。一次醗酵はステンレスタンクで2か月、ビン内醗酵熟成は5か月。残糖8g/L、ノンフィルター、SO2（亜硫酸塩）無添加
■ドメーヌ情報
[本拠地]フランス オーヴェルニュ地方
[設立]2004年
[生産者]パトリック・ブージュ
[栽培方法]ビオロジック
[畑面積]8.5ha
酸化防止剤無添加のワインでも発酵の際に「自然に」ごく微量の亜硫酸塩が生成されます。
そのため、裏ラベル等に「亜硫酸塩（酸化防止剤）含有」と表記されている場合があります。
ナチュラルワインとはブドウの栽培が有機であることに加え、天然酵母での発酵、添加物を極力使わないなど人の手でコントロールせずに「限りなく自然に造ったワイン」です。
一般的に自然派ワイン、ヴァン・ナチュール、ビオワイン、オーガニックワインとも呼ばれることがあります。
2024.5月上旬 試飲しました！(以下、スタッフの独断と偏見ありのコメントです)
キュートと落ち着きが同居、大人の苺ジュース！
【ティスティングメモより】
【好き】 軽やかでチャーミングな赤、ミネラル豊かな白
【苦手】飲み疲れするような重いワイン
抜栓後すぐに飲みました。
やや濁りのあるルビー色。濃い目のロゼペティアンです。
グラスに注ぐと泡立ちは柔らかく繊細で、苺キャンディのような少し甘い香りが広がります。
苺キャンディというと軽やかでキュートな味わいを想像すると思いますが、実際の味わいは旨味がしっかりとあり、少し重心の低い落ち着きも感じました。
泡立ちは非常に柔らかいので、徐々に泡は弱まっていきますが、しっかりとした旨味があるので泡が抜けても美味しく飲めます。
造り手のパトリック・ブージュはかつて修行時代に「納得のいくペティアンナチュレルを作るまで、独⽴はしない︕」と5 年間は試⾏錯誤を繰り返していたそうなので、渾身のペティアンといったところでしょうか！？
個人的にはFESTEJARの「お祭り騒ぎしようぜ！」と
いう意味も、透明瓶の楽しげでかわいいデザインもお気に入りです。
ゴールデンウィーク明けのちょっと疲れた身体に染みわたり、しみじみと美味しかったです！
