1992年に初めてビオディナミ認証を受けたキュヴェ。メゾンの入り口のシャンパーニュとして、広く活躍する。
フレッシュな果実味と、約30%ブレンドされるリザーヴワインによる味わいの厚みが共存する。
シャンパーニュ地方で最も早くビオロジック、及びビオディナミに取り組み、尊敬される生産者の一人。
1970年には既に、除草剤、化学薬品、有機肥料の使用を廃止する。ビオディナミは1989年に試験開始し、1992年には所有する15ha全てをこの農法に転換した。さらにもう一点、このメゾンの大きな功績は、二次発酵用の酵母を自社畑から選別培養した酵母「クォーツ」の開発。
それまで、実質全てのシャンパーニュ・メゾンが二次発酵には少数の培養酵母使用を余儀なくされた中、この新酵母の開発は革新的業績と讃えられている。
畑は主に中生代の粘土石灰質が中心で、最も若樹でも1980年代の植樹。1970年代植樹の古木も非常に多く残るのも、このメゾンの深遠な奥行きある味わいの要因の一つ。
また近年では、一部で瓶内二次発酵を王冠ではなくコルクで行い、酸化防止剤無添加キュヴェもリリースするなど、進取の気性と高い志に基づくシャンパーニュ造りで、年ごとに評価が高まっている。(インポーター資料より)
■ワイン情報
[産地]フランス/シャンパーニュ地方 クルトゥロン
[タイプ]泡・白・辛口
[品種]ピノ・ノワール85%、シャルドネ15%
[土壌]石灰質粘土
[アルコール度数]12%
[醸造について]マロラクティック発酵で木製樽と琺瑯タンクで約10か月間熟成、4年間瓶内シュールリー熟成。
[デゴルジュマン]2023/7
[ドザージュ]0g/L
■ワイナリー情報
[本拠地]フランス/シャンパーニュ地方 クルトゥロン
[生産者]ジャン・セバスチャン フルーリー
[所有畑]23ha
[栽培方法]ビオロジック、ビオディナミ農法
ナチュラルワインとはブドウの栽培が有機であることに加え、天然酵母での発酵、添加物を極力使わないなど人の手でコントロールせずに「限りなく自然に造ったワイン」です。
一般的に自然派ワイン、ヴァン・ナチュール、ビオワイン、オーガニックワインとも呼ばれることがあります。