綺麗な薄いオレンジ色をまとったバニュルスのヴィネガー。小さな赤い果実とサフランの香りが力強く感じられます。このヴィネガーは、ラ ギネルのバニュル ス ヴィネガーにモロッコのタリオウイネ産のサフランという素晴らしい出会いによって造られた特別なキュヴェで、パワフルな香りかつオリエンタルな味わいで、海老や帆立のグリル、トマトのガスパチョなどに最適です。(ボトルにも記載のあるタリウインとは、モロッコのスースマッサ州にある街の名前で、この地はサフランの有名産地となっています。)
サフランを使うことは、古代にさかのぼり、エジプト人、そしてヘブライ人は、料理の味付けだけでなく、祭りや宗教的な儀式の際にも使用していました。同様にインドやペルシャでも神聖な物として扱われていました。
乾燥した気候と照りつける太陽が特徴の南フランス ルーション地方。この地で「本物のヴィネガー造り」を目指し、挑戦した女性がいます。
彼女の名前はナタリー エール。
今やフランスをはじめ世界中で賞賛されるようになった天然醸造によるナチュラルワインヴィネガーの造り手です。
高齢になったナタリーは19歳からギネルで働いている、弟子のシャンドラさんを後継者に指名しました。彼女は今年若干30歳ですが、畑と醸造、街でのブティックで10年働き続け、ギネルの精神を最も体現しているとお墨付きを得ました。
代替わりはしましたが、ラ ギネル自体は何も変わっていません。本物のワインヴィネガーを造り出す事に全精力を注いでいます。
ラ ギネルは、醸造・製造技術の進歩した現代にあっても昔ながらの手法でヴィネガー造りを続けています。その昔ながらの手法にまず欠かせないのが醸造中に酸化防止剤となる亜硫酸を一切使用していないワインです。
ラ ギネルはバニュルスの地を中心に主に亜硫酸無添加のワインをヴィネガー造りの原酒として買い付け、そのまま古樽に入れて太陽照りつけるバニュルスの気候の中で、自然と酢酸菌が活動してヴィネガーへと発酵していくのを待ちます。現代の多くのメーカーでは人為的に酢酸菌を添加し、より管理しやすい形で発酵させるのに対して、空気中の酢酸菌の活動に頼ったより自然で古典的な手法といえます。
この素朴で香り豊かなヴィネガーは、フランス本国の多くの星付きレストランをはじめ、名だたるレストランのシェフがこぞって使用するようになりました。
(インポーター資料より)
【品名】ぶどう酢
【産地】フランス ルシオン
【賞味期限】2030.4.30
【容量】250ml
【保存方法】冷暗所にて保存