グランクリュのPfersigbergとして造られましたが、あまりにもINAO基準から逸脱していた為、AOCが認められなかったキュヴェ。
キュヴェ名は、Le Verre est Dans Le Fruit=果物の中に虫がいるとあり、旧態依然として全く向上しようとしないINAOなどに対するメタファーと、美味しすぎて虫が食べてしまうとのダブルミーニングで、ラベルにもそうした考えが見て取れます。
アルザス地方の都市、コルマールの南西にあるユスレン=レ=シャトーという村に居を構えるジェラール シュレール エ フィス。昔ながらの家族経営のドメーヌで、現在ワイン造りを担うブリュノ シュレールは、1980年代にこの家族でのワイン造りに加わりました。ブリュノの父ジェラールは、何十年にもわたって化学肥料や除草剤を用いず畑仕事を続けており、そこに才能とアイデア溢れるブリュノが加わった事で、ジェラール シュレール エ フィスのワインは大きな飛躍を遂げます。
ブリュノのワイン造りにおける哲学は「自由」であること。とある時期、ビオディナミのアプローチを取り入れて畑仕事を行っていましたが、それでいて決してビオディナミの手法やフレームワークのために彼自身の発想が制限される事を望みませんでした。ブリュノ シュレールにとっては、固定観念や権威から「自由」であることを常に求め、絶えることなく湧き上がるアイデアを実現することに情熱を燃やし続けています。
(インポーター資料より)
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■ワイン情報
[産地]アルザス地方
[タイプ]白・辛口
[品種]リースリング100%(平均樹齢50年)
[アルコール度数]12%
[土壌]砂質の混じった粘土石灰質土壌
[醸造について]全房でダイレクトプレス。発酵後、古いオーク樽(フードル・アルザス)で澱とともに熟成。 清澄も濾過も行わない。
■ドメーヌ情報
[本拠地]アルザス地方 ユスレン・レ・シャトー村
[現生産者]ブルーノ・シュレール
[栽培]ビオロジック 認証なし
[畑面積]7ha
ナチュラルワインとはブドウの栽培が有機であることに加え、天然酵母での発酵、添加物を極力使わないなど人の手でコントロールせずに「限りなく自然に造ったワイン」です。
一般的に自然派ワイン、ヴァン・ナチュール、ビオワイン、オーガニックワインとも呼ばれることがあります。