キュヴェ名は、Zou(進む) Mai(再び)という意味を意味していますが、転じて「かかってこい!」という意味もあり、イギリスのパンクロッカーが好んで使っていた言葉との事。なおエチケットには、恵みと脆さと豊かさのシンボルであるというタツノオトシゴがあしらわれています。
クリアで淡いルビー色の外観。昨年よりも更に淡い色調。
チャーミングな、フレッシュイチゴやラズベリーの様な酸のある小粒な赤系果実の香りに溢れます。
前ヴィンテージと違い、サンソー100%になった為か非常にチャーミングな香りが膨らみます。
味わいは、いつものいわゆる薄旨スタイル。
ラズベリーをそのまま絞ったかのような酸のあるフレッシュな果実や、梅っぽさも感じられます。
タンニンも殆ど感じられず、何の引っ掛かりも無く喉を通るそのスタイルは、薄旨好きの方々にはピッタリのスルスル系ワインとなっています。
余韻も軽やかながら程よく感じられ、時間とともに果実感が口腔内でジワジワと迫り上がります。春から初夏にかけて温度低めにして、軽やかでフレッシュな味わいを楽しむにはピッタリのワインです。
2003年にラングドックでワイン造りに取り組むロック・ダングラードのレミ・ペドレノ氏と出会い、彼のもとでのブドウ栽培の補助を通じて、自然環境やテロワールへの愛情、ビオディナミへの好奇心、ワイン造りの情熱を抱くようになります。
そして、2012年に友人とともに土地を購入し、養蜂、野菜や果物の栽培をはじめ農家としてのキャリアをスタートさせます。
ワイン造りへのきっかけは、レミ ペドレノ氏の存在でしたが、実際のワイン造りの師となったのは、フィリップ ピバロ氏でした。ジョン アルマンサが、ちょうど畑を手に入れたタイミングで出会い、自然派ワイン造りの道を歩み始めます。その他にも近隣のエリック ・ピュフェリン(ラングロール)やアクセル・プリュファー(ル・トン・デ・スリーズ)、アラン・アリエ(ムレシップ)、ヴァランタン・ヴァルスなどからも大好きな仲間として多くを学び、自身のワイン造りへと反映させていきます。
(インポーター資料より)
■ワイン情報
[産地]フランス/ラングドック
[タイプ]赤・辛口
[品種]サンソー100%
[土壌]砂利の混じった粘土石灰質土壌
[アルコール度数]12.5%
[醸造について]8日間マセラシオン カルボニックさせたジュースと、別の区画の樹齢50年のサンソーを8日間マセラシオン カルボニックさせたジュースをアッサンブラージュし、ファイバータンクで7か月熟成、SO2(亜硫酸塩)無添加
■ドメーヌ情報
[本拠地]フランス/ラングドック
[初ヴィンテージ]2015年
[栽培]ビオディナミ
酸化防止剤無添加のワインでも発酵の際に「自然に」ごく微量の亜硫酸塩が生成されます。
そのため、裏ラベル等に「亜硫酸塩(酸化防止剤)含有」と表記されている場合があります。
ナチュラルワインとはブドウの栽培が有機であることに加え、天然酵母での発酵、添加物を極力使わないなど人の手でコントロールせずに「限りなく自然に造ったワイン」です。
一般的に自然派ワイン、ヴァン・ナチュール、ビオワイン、オーガニックワインとも呼ばれることがあります。