色合いは透明感のあるガーネット色。カシス、カシスの芽、シソの葉、蕪のピクルスの香り。ワインはキュートかつコクのあるまろやかな果実味が野趣に富んでいて、梅のようなじわっとせり上がる強かな酸、洗練されたミネラル、優しいタンニンが骨格を形成します。
ワイン名はトラクターの後ろにつける
鋤状の耕運機の名称で、どんな硬い土地も耕すことができる=スルスルワインが喉を通るというアヴェロン県特有の言い回し表現から取りました。
ヴァンサン・マリーは、2001年、大学時代に通ったワインスクールでヴァンナチュールに出会う。2005年にワイン学校の仲間と一緒にワインサロンを立ち上げたりしながら、徐々にヴァンナチュールの世界に入り込む。2012年、8年間働いた大手スポーツ用品の会社を辞め、ジェラール・シュレール、ジュリアン・メイエーで半年間ずつ研修を終えた後、2013年、オーヴェルニュで2haブドウ畑を所有し、ノー・コントロールを立ち上げる。(インポーター資料より)
■ワイン情報
[産地]フランス オーヴェルニュ地方
[タイプ]赤・辛口
[品種]フェールサルバドゥ(樹齢9年)
[土壌]花崗岩
[アルコール度数]12%
[醸造について]ステンレスタンクで8日間のマセラシオンカルボニック、自然酵母で14日間の醗酵、ステンレスタンクで6か月熟成、ノンフィルター、SO2(亜流酸塩)無添加
■ドメーヌ情報
[設立]2013年
[生産者]ヴァンサン・マリー
[栽培方法]ビオディナミ
[畑面積]6ha
酸化防止剤無添加のワインでも発酵の際に「自然に」ごく微量の亜硫酸塩が生成されます。
そのため、裏ラベル等に「亜硫酸塩(酸化防止剤)含有」と表記されている場合があります。
ナチュラルワインとはブドウの栽培が有機であることに加え、天然酵母での発酵、添加物を極力使わないなど人の手でコントロールせずに「限りなく自然に造ったワイン」です。
一般的に自然派ワイン、ヴァン・ナチュール、ビオワイン、オーガニックワインとも呼ばれることがあります。