フレッシュな洋ナシやライムの皮などのニュアンスのある酸が生き生きとしており、複雑味のある果実味とミネラル、酸と発泡のバランスがよく、軽やかで溌溂とした印象です。若いうちに飲むのが好ましいでしょう。
4年がかりで商品化にたどり着いた渾身のペティヤンで初リリースは2015年。今ではテスタロンガを代表するキュヴェになりました。このユニークなネーミングは、ちょうど仕込みや瓶詰の作業をしている時に日本との取引がスタートし、担当者と「忍者」の話題で盛り上がったことから名付けられ、ラベルは自身が友人宅でBBQを楽しんでいるときに撮影したもので、友だちと過ごすときの心弾む気分をこのワインを飲みながら感じて欲しいという思いが込められています。
テスタロンガはスワートランドのラマーシュックという、南アフリカにおいてナチュラルなワイン造りのパイオニアとして一躍したワイナリーで、醸造責任者として働いていたクレイグ・ホーキンスが2008年、満を持して独立を果たした自身のワイナリーです。
拠点を置くパードベルグと同地区に、花崗岩で構成される11haの土地を借り、ビオロジック栽培でシュナン・ブランを栽培するほか、ラマーシュックが所有する畑のブドウを購入して、自身のワインを造っています。
毎年ブドウやワインの出来のイメージによってエチケットや名前を変えるなどしており、自身の持つインスピレーションに忠実にワイン造りをする天才肌で、ヨーロッパやイギリス等、各国のナチュラルなワインのマーケットで注目を集めている生産者です。(インポーター資料より)
※このワインには王冠が使用されています。
■ワイン情報
[産地]南アフリカ・西ケープタウン州スワートランド
[タイプ]微発泡・白・辛口
[品種]コロンバール100%
[アルコール度数]9.5%
[土壌]風化した花崗岩[醸造について]メトード・アンセストラル。ステンレスタンク(ファイバーグラスタンク)にて4℃で発酵し、発酵中に7回澱引きを行います。残糖分60g/Lの時点で王冠を打栓し、10か月間かけて瓶内二次発酵と熟成行います。デゴルジュマン(澱引き)され、別に取っておいた同じワインを加え(補酒)、王冠で打栓。SO2(亜硫酸塩)無添加、無清澄、無濾過。
■ワイナリー情報
[本拠地]南アフリカ・西ケープタウン州スワートランド
[生産者]クレイグ・ホーキンス
[設立年]2008年
[栽培方法]ビオロジック
[所有畑]15ha
酸化防止剤無添加のワインでも発酵の際に「自然に」ごく微量の亜硫酸塩が生成されます。
そのため、裏ラベル等に「亜硫酸塩(酸化防止剤)含有」と表記されている場合があります。
ナチュラルワインとはブドウの栽培が有機であることに加え、天然酵母での発酵、添加物を極力使わないなど人の手でコントロールせずに「限りなく自然に造ったワイン」です。
一般的に自然派ワイン、ヴァン・ナチュール、ビオワイン、オーガニックワインとも呼ばれることがあります。