2024年の新酒、ミュスカデの白ワインが入荷しました!
非常に降雨が多い年でベト病が蔓延する年でしたが、それでも少量のミュスカデ・ヌーヴォーを造ることにしました。2024年のミュスカデ・ヌーヴォーはビオ転換中の区画のブドウから造られたので、ビオ認証はありません。
ロワールは東西に長いワイン生産地域で、西の大西洋により近い地域は海洋性気候的。東の地域では大陸性気候的な傾向が強まりました。2023年、西側のナントの街周辺のミュスカデの地域では、東側に比べてもなお雨が多かった年でした。
1940年代以来、ナント近郊ラ・エ・フアスィエール村で栽培家としての歴史を持つランドロン家が、1980年にドメーヌでの元詰めを開始。1999年に創業者の子息ジョセフ(愛称ジョー)が栽培をビオロジックに移行させ、さらなる栽培への探求を続け、2011年にはビオディナミ認証も獲得しました。地域の特性を見事にとらえるジョーの作品は、2000年代以降、カジュアルなビストロからレストランでも楽しまれる、ミュスカデの象徴的なワインとなりました。
2021年よりジョーは徐々に引退、娘夫婦へとワイナリーの運営を引継ぎしていき、エレーヌとニコラの2人はこれまで羊を飼いチーズを造ってきたが、羊たちと一緒にワイナリーへと戻ってきました。
近年(2015年以降)の霜害や気温の上昇、雨量の減少や時期のずれへの対応策として、フォル・ブランシュ種を積極的に植えています。(インポーター資料より)
■ワイン情報
[産地]フランス・ロワール地方ミュスカデ地区
[タイプ]白・辛口
[品種]ミュスカデ(ムロン・ド・ブルゴーニュ)
[土壌]粘土・石灰質
[アルコール度数]12%
[醸造について]セメントタンク醗酵、ステンレスタンクで1か月ほど落ち着かせ、11月に瓶詰め
■ドメーヌ情報
[本拠地]フランス・ロワール地方ミュスカデ地区ラ・エ・ブアスィェール村
[創業年]1945年
[生産者]ジョセフ・ランドロン
[畑面積]48ha
[土壌]片岩質土壌
[栽培]ビオロジック、ビオディナミ農法(エコセール、ビオディヴァン認証取得)
ナチュラルワインとはブドウの栽培が有機であることに加え、天然酵母での発酵、添加物を極力使わないなど人の手でコントロールせずに「限りなく自然に造ったワイン」です。
一般的に自然派ワイン、ヴァン・ナチュール、ビオワイン、オーガニックワインとも呼ばれることがあります。