クリアで照りのあるルビー色の外観。ラズベリー、桃の様なフレッシュ果実の香り。徐々にライムの様な柑橘の香りも膨らみ、香りにフレッシュさ、軽やかさが増していきます。
味わいはタヴェルらしい凝縮した果実を感じつつも繊細でエレガント。優しい口当たりでありながら長く感じられる余韻は、満足度を大きく上げてくれます。
いわゆる薄旨と表現されるワインで、タヴェルという高アルコールとなりやすいエリアでありながら、スルスルと飲み進められる軽やかな液体で、2日目以降も全く不安定にならない酒質。
これからの季節にピッタリのワインです。
2009年にはすべての畑をビオロジックで栽培していたタヴェル地区で最も名門と評されるドメーヌ・ ラフォン。
その新しい当主であるジャン=バティスト(1994年生)はラングロールの現当主であるティボーと幼馴染。子供のころからラングロールのセラーで遊んだり、話を聞くうちにその情熱的なワイン造りに影響を受け、自らもワイン造りを仕事とすることを決意。
ボーヌの醸造学校を卒業し各所で修業を経た後に実家のドメーヌで働き始め、今まで行われていた大量生産型のワイン造りを大転換し、ラングロールの様なナチュラルなワイン造りに挑戦をはじめました。
現在もラングロールのカーヴとの間を行き来して、アドヴァイスを受け、お互いを刺激し合っているそうです。
2歳年下の弟であるフランソワと共にナチュラルなアプローチのキュヴェを2020年から新しく造り出し、エリック譲りの情熱を持って畑作業~醸造環境と全面的に変革させ続けています。
(インポーター資料より)
■ワイン情報
[産地]フランス・ローヌ地方
[タイプ]ロゼ・辛口
[品種]グルナッシュ75%、シラー25%
[土壌]砂質の多い石灰質土壌
[アルコール度数]14%
[醸造について]収穫後除梗し72時間のマセラシオン。プレスしタンク発酵熟成を行い瓶詰、亜硫酸は瓶詰時に少量添加。
■ワイナリー情報
[本拠地]フランス・ローヌ地方
[生産者]ジャン=バティスト
[栽培]ビオロジック
[所有畑]90ha
ナチュラルワインとはブドウの栽培が有機であることに加え、天然酵母での発酵、添加物を極力使わないなど人の手でコントロールせずに「限りなく自然に造ったワイン」です。
一般的に自然派ワイン、ヴァン・ナチュール、ビオワイン、オーガニックワインとも呼ばれることがあります。
2023.3月下旬に試飲しました!(以下、スタッフの独断と偏見ありのコメントです)
今の季節に飲みたい♪感動のエレガントロゼワイン!
【ティスティングメモより】【好き】 ミネラル・塩味・シャープな酸味のワイン、ドイツワイン。
【苦手】 還元熟成香、過度な味わい
抜栓後すぐと翌日に試飲しました。
縁が透明がかった赤色がやや濃いめのチェリーレッド色。
さくらんぼや控えめなアセロラの香りと、ベリーのニュアンス。時間をかけると複雑性が増してきます。
口に含むと、なめらかで質感よく、丸みのある果実味と綺麗なのびやかな酸味がでとてもエレガント!口当たりよくバランスがいいので、試飲グラスがすぐに空になりました。
今の季節にピッタリ!柔らかい飲み心地にワインの資質が高い美しいタヴェルロゼです。春野菜の料理や鰆のフリット、鴨肉のフルーツソースがけなどと一緒に楽しみたいです。 意外にもアルコール度数が高いのですが、調和がとれているのでスイスイ飲めちゃいます♡