ガーネットがかった鮮やかなルビー色。少し粘性あり。ブルーベリータルトのような甘い香りは、時間が経つと上質なピノ・ノワールらしく百合のような艶めかしい香りに変化していく。
ウエットながら強めに感じるタンニンを、旨味と酸味がうまく調和しバランスを保つ。若干の揮発も色気に感じるほど官能的で、味わい深い。
ガングランジェ家のドメーヌは、歴史的な街並みが印象的な村、ファッフェンハイムにあります。畑はそこから西側に車を5分程走らせた丘陵地に点在しています。
アルチュールは子供の頃から両親とともにいつもブドウ畑にいました。16歳の時、家族のドメーヌで3年間見習いとして働き、大学時代には、JPフリック、ブルーノ・シュレール、パトリック・メイエのもとで実務経験を積みました。
2018年に父のパートナーとしてドメーヌに加わり、2020年から2022年まではオルシュヴィール地区にブドウ畑を借りていました。2023年春からエギスハイムとルーファック地区に90アールの畑をを所有し、62アールの畑を借りてワイン造りをしています。
生産者として恵まれた環境でスタートを切ったアルチュールですが、真面目で実直な性格は、畑と向き合っていくことを苦としない職人気質。両親の愛情を一身に受け、父親や周りの生産者へのリスペクトを抱き、自身の性格を反映させたようなピュアで美しいワインを造りだします。(インポーター資料より)
※ギフトBOXのご用意はございませんので予めご了承ください。
■ワイン情報
[産地]フランス アルザス
[タイプ]赤・辛口
[品種]ピノ・ノワール100%(樹齢17年)
[土壌]石灰質土壌
[アルコール度数]13.5%
[醸造について]全房で4週間のマセラシオン、2か月発酵、約9か月の樽熟成。
■ドメーヌ情報
[本拠地]フランス アルザス ファッフェンハイム村
[生産者]アルチュール・ジャン・ガングランジェ
[栽培方法]ビオディナミ農法
ナチュラルワインとはブドウの栽培が有機であることに加え、天然酵母での発酵、添加物を極力使わないなど人の手でコントロールせずに「限りなく自然に造ったワイン」です。
一般的に自然派ワイン、ヴァン・ナチュール、ビオワイン、オーガニックワインとも呼ばれることがあります。
2024.5月中旬に試飲しました!(以下、スタッフの独断と偏見ありのコメントです)
絶妙なバランスのアルザス・ピノノワール!
【ティスティングメモより】【好き】 ミネラル・塩味・シャープな酸味のワイン、ドイツワイン。
【苦手】 還元熟成香、過度な味わい
抜栓後に試飲しました。
チェリーのコンポートや、ベリー系のボンボン、白檀を思わせるようなほんのり甘い香りの中に、アロエやスグリのようなベイジーな雰囲気が爽やかに溶け込んでいます。
程よく熟れた赤系の果実味に生き生きとした酸味があって、収斂性のあるタンニンが余韻に残る味わいです。
果実味たっぷりのピノでもなく、線の細い酸味中心のピノでもない、絶妙なバランス!タンニンを備えたアルザス・ピノノワール。
ルーローハンや豚の角煮、鰹のたたきと一緒に飲みたいです。