色合いは紫がかったガーネット色。ミュール、カシス、スミレ、モミの木の香り。ワインはスマートかつコクのあるみずみずしい果実味にフィネスがあり、きれいに溶け込んだ繊細な酸、洗練されたミネラル、カカオのようなほんのりビターなタンニンの収斂味が余韻をタイトに引き締める!
土壌は石灰質・粘土質だが粘土の表層が薄くほぼピュアな石灰土壌の影響を受け、繊細でフィネスのあるワインが出来上がります。エチケットは急勾配の畑のイメージをロッククライミングとマッターホルンで表しています。別称はMaelie(マエリー)と長女の名前。
オーナーのアドリアン・ダカンは、祖父の代から続くビオブドウ栽培農家で育つ。大学を卒業後、製図師として地図の製作会社に勤務する傍ら、父親の畑仕事を手伝いながらブドウ栽培を独学で学ぶ。
2012年、初めて個人消費用のワインを仕込み、それ以降醸造にも興味を持つ。2017年、ジャン・イヴ・ペロンに出会い、彼をきっかけにヴァンナチュールの世界に目覚める。同年13年間働いた地図の会社を退職し、3.5haの畑を取得して小さなドメーヌを立ち上げる。(インポーター資料より)
■ワイン情報
[産地]フランス・サヴォワ アプルモン
[タイプ]赤・辛口
[品種]モンドゥーズ100%(樹齢7年~82年)
[土壌]石灰質・粘土質
[アルコール度数]11%
[醸造について]ファイバータンクで24日間スミマセラシオンカルボニック。自然酵母で2週間発酵。500Lの新樽で9か月熟成。ノンフィルター、SO2(亜硫酸塩)無添加
■ドメーヌ情報
[本拠地]フランス・サヴォワ アプルモン
[生産者]アドリアン・ダカン
[設立年]2017年
[所有畑]3.5ha
[栽培]ビオロジック(2019年にエコセール認証)
酸化防止剤無添加のワインでも発酵の際に「自然に」ごく微量の亜硫酸塩が生成されます。
そのため、裏ラベル等に「亜硫酸塩(酸化防止剤)含有」と表記されている場合があります。
ナチュラルワインとはブドウの栽培が有機であることに加え、天然酵母での発酵、添加物を極力使わないなど人の手でコントロールせずに「限りなく自然に造ったワイン」です。
一般的に自然派ワイン、ヴァン・ナチュール、ビオワイン、オーガニックワインとも呼ばれることがあります。