ほんのり濁りのある桃色がかったオレンジ色。瑞々しくフレッシュな印象。白桃や黄桃の香り。
ハチミツやピーチティ、ハイビスカスのニュアンス。
余韻にオレンジピールのような苦みと、酸味が心地よく残る。
2日目、3日目もマイナスな要素なく安定して美味しく楽しめる。
魚料理やスパイシーな料理との相性が良いでしょう。
ドメーヌを構えたのは、モンペリエから北西に車を30分ほど走らせた場所に位置するアルジェリエールという村です。
ニース時代から付き合っていた妻アレクシアと田舎暮らしをすることが夢だったオリヴィエは、二人の生まれ故郷からあまり離れない南の土地で畑を探していました。
ボジョレーのような軽やかなワインが大好きな彼が南らしからぬ酸をもたらす土地アルジェリエールに辿り着くまでに、あまり時間はかかりませんでした。
2014年から正式に地元の生産者ベルナールさんから畑と醸造所を譲り受けると、初ヴィンテージでは軽やかなタッチで人気を博したビュバビリテタイプのロン・ルージュ、熟成を見据えたキュヴェ、ロン・ヴェールという異なる2つのスタイルのワインをリリースしました。
2022年には生産者として最も尊敬するベダリューのアクセル・プリュファーから葡萄を分けてもらいます。彼に会うと、いつも畑のこと、醸造のこと、疑問に思うことは片っぱしから聞くようにしているオリヴィエ。
そんな彼(オリヴィエ)も最近では、自身のドメーヌで研修をした若者を生産者として世に送り出しています。生産者を質問攻めにしていた若者は、その頃と変わらない探求心であらゆる挑戦を続けています。
今回、日本のために造ってくれたキュヴェは、友人、輸入元、そして彼自身と膝を突き合わせてアッサンブラージュを繰り返し完成させたものです。今後はもっと自分のワインを身近な存在として楽しんでもらいたいという想いを込めて。
(インポーター資料より)
■ワイン情報
[産地]フランス ラングドック
[タイプ]オレンジ・辛口
[品種]グルナッシュ・ブラン60%、サンソー40%
[土壌]黒片岩質土壌
[アルコール度数]12.3%
[醸造について]グルナッシュ・ブランは全房で1週間のマセラシオン、サンソーはダイレクトプレス。清澄、フィルターなし、ファイバータンクで1か月半の熟成、SO2は10mg/Lスーティラージュ(澱引き)後に添加
■ドメーヌ情報
[本拠地]フランス/ラングドック
[生産者]オリヴィエ・コエン
[設立年]2014年
[栽培方法]ビオロジック
[所有畑]7.5ha
ナチュラルワインとはブドウの栽培が有機であることに加え、天然酵母での発酵、添加物を極力使わないなど人の手でコントロールせずに「限りなく自然に造ったワイン」です。
一般的に自然派ワイン、ヴァン・ナチュール、ビオワイン、オーガニックワインとも呼ばれることがあります。