カステルペルソとして醸造していたものの、熟成の過程で全く異なる特徴とヴォリュームになりました。
2017年という猛暑・水不足のヴィンテージに、強い粘土質土壌が生み出した通常ではありえない仕上がりです。
ワイン名は、いつものカステルペルソにはあり得ない、収まらない存在という意。じっくりと時間をかけて表現された、ルイーザ最高の赤ワインです。
トスカーナ中部、シエナより内陸に50kmほど、アレッツォ近郊の丘陵の町モンテヴァルキ。クラッシコとは全く異なる 親しみやすさがありながら、深い伝統を持つ地域。
サウロ・ブルザッリは1999年、家族で代々営んできた2.5haのブドウ栽培と醸造を引き継いだ。
彼の父は昔から変わることなくワイン造りを行ってきた農民(Contadino)であり、畑では最低限の銅と硫黄物以外一度も使ったことがない。
サウロは父の守ってきたワイン造りに敬意を表し、自分の生まれたモンテヴァルキのワイン造りを残していくことを決意、2002年、2004年と段階的に植樹を行い、2008年よりボトル詰めを開始。
サウロの考える農法は基本的に不耕起、無肥料による栽培を行う、畑で使用するの は最低限の銅と硫黄物、またビオディナミ式の調剤も一部使用している。植樹したばかりの若木であっても、全く施肥を施さない。樹にとって厳しい環境で成長するほど、樹にとって良い影響を与えると考えている。また、醸造に関しても 妥協のないこだわりが垣間見える。すべてのワインにおいて収穫後、一切除梗せずに長いマセレーションを行ってい る。大型のセメントタンクにて温度管理することなく醗酵、大樽を中心に熟成。
醸造において目指すのは、モンテヴァルキのキャンティをそのまま継承すること。時代錯誤と言われようとも、一切の迷いもない、そして香りのある彼のワイン、素晴らしい信念と誠実さを持った造り手。(インポーター資料より)
■ワイン情報
[産地]イタリア トスカーナ
[タイプ]赤・辛口
[品種]サンジョヴェーゼ主体(樹齢70年)
[アルコール度数]14.5%
[醸造について]収穫後、除梗せずにセメントタンクにて3週間、果皮と共に醗酵。古バリックにて60か月、ボトル詰め後12か月の熟成。
■ドメーヌ情報
[本拠地]イタリア トスカーナ モンテヴァルキ
[設立年]2004年
[生産者]サウロ・ブルザッリ
[設立年]1999年
[栽培方法]自然な農法(不耕起、無肥料、最低限の銅と硫黄物、またビオディナミ式の調剤も一部使用)
[畑]5ha
ナチュラルワインとはブドウの栽培が有機であることに加え、天然酵母での発酵、添加物を極力使わないなど人の手でコントロールせずに「限りなく自然に造ったワイン」です。
一般的に自然派ワイン、ヴァン・ナチュール、ビオワイン、オーガニックワインとも呼ばれることがあります。