標高425~450mの斜面畑のリースリングで造られたオレンジワイン。ワイン名の「ア・カペラ」はいわゆる「アカペラ」(無伴奏による歌唱)のことで、このオレンジワインが自由な精神によって誕生したことを表しています。
コルマール市とミュルーズ市の中間に位置するベルクホルツ村に長く続くぶどう栽培家の名門で、
オー・ランに3つのグラン・クリュ(「スピーゲル」「セリング」「キテルレ」)を擁します。
1950年にドメーヌを設立して自社ビン詰めを開始。1984年より3代目ジャン・ジャック・ロベルジェが運営しています。翌1985年にビオロジック栽培を開始し、1990年よりビオディナミに移行。2017年に「Biodyvin」に加盟しています。
「バイオダイバーシティ(生物多様性)を大切にしていて、ぶどう畑は様々な草で覆われ、てんとう虫たちが楽しく暮らしています。そして、害虫を食べてくれる鳥たちのために、畑にたくさんの巣箱を設置しています。冬には羊たちが雑草を美味しそうに食べてくれます。今後は畑の周囲に様々な果物の樹を植えていく予定です。」
フランス国内の多数の自然派レストランやワインショップ、ビオ食材専門店が、毎年彼の作品を心待ちにしており、輸出先も10ヵ国以上を数え、「ミシェル・ベタンヌ&ティエリー・ドゥソーヴ」をはじめとする各種ワインメディアも熱い声援を送っています。
(インポーター資料より)
※ギフトBOXのご用意はございませんので予めご了承ください
■ワイン情報
[産地]フランス アルザス
[タイプ]オレンジ・辛口
[品種]リースリング100%(樹齢約25年)
[土壌]火山性砂岩質土壌
[アルコール度数]11.5%
[醸造について]ステンレスタンクで3週間マセラシオンした後、9か月間シュール・リー熟成。SO2(亜硫酸塩)無添加
■ドメーヌ情報
[設立]1950年
[生産者]ジャン・ジャック・ロベルジェ
[所有畑]1.05ha
[栽培]ビオディナミ(2017年に「Biodyvin」に加盟)
酸化防止剤無添加のワインでも発酵の際に「自然に」ごく微量の亜硫酸塩が生成されます。
そのため、裏ラベル等に「亜硫酸塩(酸化防止剤)含有」と表記されている場合があります。
ナチュラルワインとはブドウの栽培が有機であることに加え、天然酵母での発酵、添加物を極力使わないなど人の手でコントロールせずに「限りなく自然に造ったワイン」です。
一般的に自然派ワイン、ヴァン・ナチュール、ビオワイン、オーガニックワインとも呼ばれることがあります。
2024.8月上旬に試飲しました!(以下、スタッフの独断と偏見ありのコメントです)
穏やかではかなさも
【ティスティングメモより】【好き】 ワインってブドウからできてるんだなと感じられるチャーミングなワイン
【苦手】 口が尖ってしまうほどの酸味と苦みが強いワイン
抜栓直後に飲みました。
クリアなゴールド。
オレンジ、赤いリンゴ、ピーチに香木のようなオリエンタルな香り。ミントティーがほのかに漂い、鉱物的な硬い感じの香りもあります。かなり複雑ですね。
味わいは、穏やかで角の取れた酸味があって口当たりは良いです。塩味と苦みがミネラル感を生んでいるようです。軽くフェノリック。割と軽やかなタイプで少しはかなさを感じてしまいます。
アフターに苦みが残ります。
塩味と苦みに合わせて、アユの塩焼きはいかがでしょうか。