赤色がかった淡いルビー色で、ほんのり濁りあり。
イチジクのコンフィチュールやボンボンの香り。
赤系果実の詰まった酸と旨味が乗った軽快な甘みがあって、アロマと風味に満ちた艶やかな味わいです。
プース・ピエ(=フジツボ)は小さな海洋性甲殻類。私たちはブルトン人の出身を反映させるためにドメーヌ名にこの名前を選びました。
彼らがワインの世界を知ったのは、2010年にエルヴェ・ヴィルマードの収穫を共に手伝った時でした。それをきっかけにワインへの情熱が高まり、アンボワーズの農業大学で葡萄栽培のディプロムを取得します。
その後、ヴーヴレのヴァンサン・カレムやジュリアン・ピノーで職業体験をし、コランタンはノエラ・モランタンで3年間、セバスチャンは引き続きジュリアン・ピノーで2年間働きます。
その他にも、ドメーヌ・レオニヌ、ジェフ・クトゥル、ティエリー・ピュズラ、ローラン・サイヤールなどの自然派ドメーヌのもとで、さまざまな栽培方法や醸造を学び、多くの経験を積んだ二人は、いよいよ海を離れ、Châteauvieux(シャトーヴュー)の、下層に石灰岩そして粘土と石が多く混ざる素晴らしい土壌をを手に入れることを決意します。
2023年にドメーヌを立ち上げ同年ファーストヴィンテージをリリース。
ワイナリー周辺の美しいテロワールを徐々に回復させることにも穏やかに情熱を燃やしている彼らは、土壌に化学薬品を一切使用せず有機栽培に取り組んでいます。
ワインをより複雑なものにするために、さまざまな醸造方法やいろいろな容器を試し、酵母も添加せず清澄も濾過もせず、自然にワインを醸造したいと考えます。
2023年は、自ら栽培した葡萄と彼らと価値観を共有する信頼のおける生産者からの買い葡萄で5つのキュヴェをリリース。ピュアで真っ直ぐ、心優しく繊細な彼らを反映したようなワインたちは、素晴らしい個性とセンスに溢れています。
(インポーター資料より)
■ワイン情報
[産地]フランス ロワール
[タイプ]赤・辛口
[品種]ピノ・ドニス65%、ピノ・ノワール35%
[土壌]火打ち石混ざる砂質土壌、石灰岩土壌(下層部)
[アルコール度数]12%
[醸造について]ピノ・ドニスはファイバータンクでマセラシオン・カルボニック、ピノ・ノワールはファイバータンクと新樽で澱と共に熟成。
■ドメーヌ情報%
[本拠地]フランス ロワール
[生産者]ランタン・アロ & セバスチャン・ランシー
[設立年]2023年
[栽培方法]ビオロジック
[所有畑]1.5ha
ナチュラルワインとはブドウの栽培が有機であることに加え、天然酵母での発酵、添加物を極力使わないなど人の手でコントロールせずに「限りなく自然に造ったワイン」です。
一般的に自然派ワイン、ヴァン・ナチュール、ビオワイン、オーガニックワインとも呼ばれることがあります。