コトー・ド・レイヨンの地域で造られた甘口ワインで、ボトリティスの付いたシュナン・ブランから造られています。
濃い黄金色で、熟成したソーテルヌのような色調ですが、香りや味わいは非常にフレッシュ。花梨や火を入れた林檎、洋梨と言ったフルーツが折り重なって来るような複雑な香りが感じられます。
味わいは、最初に煮詰めたシロップや黒蜜の様な甘み(残糖230g/L)を感じますが、ビシッと筋の通った酸のお陰でベタベタした甘さには感じられません。
温度が上がるにつれ、蜂蜜やコンポートの様な煮詰まった感じが強調されてきますが、バランスがとても良い為か気になりません。クオリティの良いブルーチーズと合わせれば、一気に飲み進めてしまうこと間違いなしです。
2005年からワイン造りを始め、年々進化を重ねてスターダムに登ってきたのがジェローム・ソリニーその人です。
もともとボルドーの醸造学校でワイン造りを学んでいたジェローム・ソリニーでしたが、そこでは彼の望むピュアなワイン造りを学ぶことは不可能であっただけでなく、あまりに多用される醸造テクニックと添加物に不安を覚えたと言います。その後、ドメーヌ・デ・グリオットのワインと出会ったのをきっかけに、彼らの自然でピュアなワイン造りに感銘を受けたジェローム・ソリニーは、ドメーヌ・デ・グリオットにほど近い場所に12haほどの畑を見つけ、自身のワイン造りをスタートさせます。
取得した12haの畑は、目の行き届いた丁寧な栽培のために最もポテンシャルの高い6.5haのみを残して売却し、除草剤や化学肥料などを用いない自然な栽培を通じて健全なブドウを得ることに集中しています。醸造においては過度な人為的な介入を避け、自然酵母による発酵を行い、リスクが高いデザートワインであっても瓶詰め時の亜硫酸不使用を貫くなど、純粋主義的なワイン造りを徹底しています。(インポーター資料より)
※少量入荷の為お一人様1本までとさせていただきます。
■ワイン情報
[産地]フランス・ロワール地方
[タイプ]白・甘口
[内容量]500ml
[品種]シュナン・ブラン100%
[醸造について]SO2(亜硫酸塩)無添加
■ワイナリー情報
[本拠地]フランス・ロワール地方アンジュ
[設立]2005年
[生産者]ジェローム・ソリニー
[栽培方法]ビオロジック
[所有畑]6.5ha
[醸造について]自然酵母による発酵や熟成・瓶詰め時の酸化防止剤の不使用
酸化防止剤無添加のワインでも発酵の際に「自然に」ごく微量の亜硫酸塩が生成されます。
そのため、裏ラベル等に「亜硫酸塩(酸化防止剤)含有」と表記されている場合があります。
ナチュラルワインとはブドウの栽培が有機であることに加え、天然酵母での発酵、添加物を極力使わないなど人の手でコントロールせずに「限りなく自然に造ったワイン」です。
一般的に自然派ワイン、ヴァン・ナチュール、ビオワイン、オーガニックワインとも呼ばれることがあります。