香りはラズベリー、ブルーベリー、ブラックチェリーなどの果実に、甘草やカカオなど樽熟成のニュアンスも加わり複雑、柔らかいアタックで、甘やかな果実味がたっぷりとあり、それを穏やかな酸が支えています。
余韻にかけて滑らかなタンニンが続いていき、軽やかながらもストラクチャーがしっかりとしているバランスのよい味わいです。
料理との相性は、ルッコラと生ハムのサラダ、鰹のたたき藁火焼き、白いんげん豆のカスレ、壺焼きサザエ、鶏のグリルローズマリー風味、鰻の蒲焼き、チンジャオロース、足利産トマトとトリッパの煮込み、コックオバン、スパゲッティナポリタンです。
柔らかなタンニン、果実味、樽熟成の甘い香り。伝統的なボルドー品種 メルロやカベルネ・ソーヴィニョンに、日本固有の葡萄品種マスカット・べーリーAなどをバランス良くブレンドした日本の食卓によく合う赤ワインです。(ワイナリー資料より)
■ワイン情報
[産地]長野県高山村、長野県安曇野、山形県上山、栃木県大平町、山梨県甲州市、北海道余市町
[タイプ]赤・辛口
[品種]メルロ 38%、マスカット・ベーリーA26%、カベルネ・ソーヴィニョン21%、ブラック・クイーン5%、ツヴァイゲルト4%、カベルネ・フラン3%、
ピノ・ノワール 2%、シラー1%
[アルコール度数]12%
[醸造について]熟した葡萄を選果し、良い房だけを除梗後軽く破砕する。ステンレスタンクに入れ低温状態から徐々に醗酵するよう促す。ルモンタージュを行いながら、徐々にマストを温めてゆく。2、3日すると野生酵母による醗酵が自然に始まる。約1~2週間醸した後、醗酵により出てきたアルコールによって果皮や種子からの成分が程よく抽出されたことを確認後、プレス。木樽、ステンレスタンクに移し野生乳酸菌による MLF(マロラクティック醗酵)を促す。木樽およびステンレスタンクで約6~7か月熟成。澱引き後、清澄せず、濾過。
■ワイナリー情報
[所在地]栃木県足利市
[創業]1950年代、山の急斜面に葡萄畑を開墾