クリーミーで細かな泡、グリーンイエロー色、リンゴや西洋スグリ、ライムやスダチのアロマを感じます。引き締まった強い酸味を感じるアタック、ドライな味わいが喉越しよく果実味もありますが全体的に高めの酸を感じるシャープな味わいです。
ロワール地方、モンルイにまた新しい生産者が誕生しました。
Vincent Bergeron(ヴァンサン・ベルジュロン)、1978年10月8日生まれ、モンルイから車で1時間ちょっとの大きな都市Bourgesで生まれました。お爺様はロワール地方でブドウ栽培を 行っておりましたが、お父様は全く違うお仕事を選び畑はなくなりました。 ヴァンサンは大学を卒業後なかなかこれという納得のゆく仕事に出会えなかった時、フランツ・ソーモンの収穫を手伝います。2012年の事です。これが彼の人生を大きく変えました。
ナチュラルなワインを飲み、とてもショックを受け、全く違う畑のワイン醸造を始めようと決意しました。
醸造家としては遅いスタートですが、まずは2013年にフランツの見習いとして1年修行。
その後2014~2016年の3年は同じモンルイの規模の大きな生産者Jean-Daniel Koeckleの従業員となりました(Domaine Vallee Moray)。
その間も近くのフランツと奥様のマリーと交流を持ち、いつかヴァンサンが独立するための色々な将来の事を話し合いました。ちょうどこの時、フランツとマリーはお互い別々のワイナリーを経営しておりましたが一緒に生活するようになり、別々の場所で醸造する状況が不便になりました。もっと大きい場所で一緒の醸造所に引っ越しを考えた時そこにヴァンサンがいたのでした。
2012~2013年と一緒に働き、お互いに信用し合っていたことで、今までフランツが使っていた醸造所をヴァンサンに貸す事になりました。そこはずっと長い間フランツが使っていたので、住む所も醸造設備もそろっておりとても便利です。
そして畑もフランツの畑を一部借り、晴れてスタートを切ることができたのです。
「聖なるワインを造れる喜び、そして自分が本当に美味しいと思える命 の水に対して常に正直でいられる事に感謝してます。」と、とても真面目で実直なお人柄が、この偽りの ない言葉に現れております。(インポーター資料より)
■ワイン情報
[産地]フランス ロワール地方
[タイプ]微発泡・白・辛口
[品種]シュナン・ブラン100%(平均樹齢6年・50年)
[土壌]砂 泥土 粘土
[アルコール度数]12%
[醸造について]自然酵母にて全房で水平式圧搾、60hlのグラスファイバータンクで1か月間発酵、糖が残った状態で2022年10月瓶詰め。(ルミアージュ 1回)無濾過・無清澄
■ドメーヌ情報
[所在地]フランス・ロワール地方
[設立年]2017年
[畑面積]2.5ha
[栽培方法]ビオロジック
ナチュラルワインとはブドウの栽培が有機であることに加え、天然酵母での発酵、添加物を極力使わないなど人の手でコントロールせずに「限りなく自然に造ったワイン」です。
一般的に自然派ワイン、ヴァン・ナチュール、ビオワイン、オーガニックワインとも呼ばれることがあります。
※旧ヴィンテージ、過去のコメントです
2022.5月上旬 試飲しました!(以下、スタッフの独断と偏見ありのコメントです)
果実味豊かなエネルギュシュな微発泡ワイン!
【ティスティングメモより】
【好き】 アルザスワイン、ロゼ泡、フルーティなワイン 、揮発酸
【苦手】 タンニン強めのワイン
抜栓直後に試飲しました。
待ってました♡
ヴァンサン・ベルジュロンのペティアンは毎年リリースが楽しみなワインのひとつです。
2020年ヴィンテージは泡立ちが柔らかいです。
洋梨やほんのり寒天の様な海藻のニュアンスの香りを感じます。
飲んでみるとレモンシロップに似たコクにみずみずしい洋梨の爽やかな果実味を感じます。
果実感もしっかりありますが、しっかり芯のある酸もあるので飲み終わりはさっぱりです。この酸と果実のバランスはベルジュロンならでは。
昨年リリースのものはかなりドライでしたが、今年は果実味がグッと感じられていいですね。ゴクゴク飲みすぎちゃいそうです(笑)
【好き】 ミネラル・塩味・シャープな酸味のワイン、ドイツワイン。
【苦手】 還元熟成香、過度な味わい
抜栓翌日に試飲しました。
透明感のあるイエローで泡立ちは控えめ。
黄色の柑橘、レモンピールのシロップ漬けや花梨の香りと昆布だしやミリンのような雰囲気もあります。
フレッシュで凝縮した果実味には程よい甘みがあり、太くて切れのいい酸味がとてもバランスよく飲みやすいです。
エキス感豊でエネルギュシュな味わいなので、点心やお肉の中華料理、白身魚のフライなどと一緒に飲みたいです。
【好き】 辛口・甘口問わず、綺麗な酸が感じられるワイン
【苦手】樽の香りやアロマティックな香りが強すぎるワイン
抜栓後すぐに試飲しました。
色調は明るいイエローで穏やかな泡立ち。
花梨や洋梨のような果実の香りを感じますが、そんなにボリュームが出過ぎない印象です。
口に含むと、香り同様に柔らかな果実味がありますが、キレイな酸が全体をまとめていて、後味はすっきりとしています。
アルコール度数がわりと高めですが、キリっと冷やしていただけたら、あまり気になりません。
お料理は旬のタケノコのフリット、あとはスナップエンドウと海老の炒め物や小籠包と合わせてみたくなりました。食事がすすむ微発泡ワイン!
【好き】 軽やかでチャーミングな赤、ミネラル豊かな白
【苦手】飲み疲れするような重いワイン
抜栓直後に試飲しました。
ライトなイエローで柔らかい泡立ちです。
花梨、レモンピール、洋梨、ハーブに少しスモーキーな香りもします。
口に含むとレモンシロップのようなコクと甘みを、酸とミネラル、僅かな苦みが引き締め、高めのアルコールを感じることなく飲み進めてしまいそう!
チャーミングな甘酸っぱさがあり、気取らず飲めそうです。
果実ののコクもしっかりとあるので、明るい時間にワインだけでも物足りなくならずに楽しめそうですが、キリっと冷やして、春野菜のアスパラと帆立のバターソテーや、白身魚の甘酢あんかけなどと合わせてみたいです。