初ヴィンテージは2007年。収穫を開始した日が愛する娘の誕生日だったことから、この年で特に品質の良かったワインをスペシャル キュヴェとして瓶詰めし、娘の名前マドレーヌにちなんで「マドモワゼル M」と名付けました。スペシャルキュヴェで、この畑ではブドウの成長と成熟がゆっくりと進み、最終的には非常に高い熟度のブドウが得られます。
照りの有るクリアな麦わら色の外観。
ベッコウ飴や乾燥させたオレンジチップス、文旦などの肉厚で果実と酸を感じる大きめ果実のギュッと詰まった香り。全体的に香りの要素の輪郭がはっきりしており、如何にも上級キュヴェという貫禄がある香りです。
味わいは塩味を感じる様な太いミネラルと果実のヴォリュームが高いレベルで感じられ、全体的な完成度の高いワインに仕上がっています。
極軽い酸化熟成のニュアンスも感じられ、まるで若いヴァンジョーヌのようで、ヴォリュームの有る酒質とミネラル、複雑性のあるビターさが感じられます。
温度が上がると酒質がシルキーで柔らかく、なめらかな飲み心地になりますが、ポテンシャルが高い酒質の為、冷やして飲んでも力強さをしっかり感じられます。
大きめのグラスで14度程度の低すぎない温度で楽しむことをお勧めします。
サンセールからロワール川を渡り、プイィ フュメの丘に向かう途中に、「ドメーヌ アレクサンドル バン」があります。彼は1977年生まれ。子供の頃、農業をしていた祖父を見て興味を持ち、農業学校に進みました。農業とは関係のない仕事をしていた父がナチュラルワインのファンであった事から、ワイン造りに興味を持ち、卒業後にブルゴーニュや南仏を始め、カリフォルニアのワイナリーでも研修を積み、メヌトゥー サロンの「ドメーヌ アンリ プレ」で醸造長を務めた後、2007年に畑を購入して独立しました。5haほどの広さから始めたワイン造りも現在は11haほどの広さになり、中生代ジュラ紀後期の地層であるキンメリジャンやポルトランディアン土壌を備えた畑から印象的な味わいのワインを生み出しています。
「本物のプイィ フュメ、サンセールは、よりピュアなワイン造りから生まれる。」そう信じた彼は、周囲の保守的な人々の懸念をよそに自分たちのワイン造りを突き進みます。畑で除草剤や殺虫剤、化学肥料などの化学物質を用いずにビオロジックやビオディナミによる手法でブドウを栽培、粒が小さくエキス分の凝縮したブドウを得るために収量を制限し、完熟しつつもバランスの良い酸を備えたブドウを得るために収穫時期を遅らせます。そのため、一部のブドウにボトリティス菌 (貴腐菌) が付くこともありますが、その貴腐菌がついたブドウも含めて収穫し、濃密な果実味と品の良い酸、繊細なミネラル感を備えた従来のソーヴィニヨン ブランやプイィ フュメの概念を超えたワインを生み出しています。
(インポーター資料より)
■ワイン情報
[産地]フランス・ロワール地方プイィ・フュメ
[タイプ]白・辛口
[品種]ソーヴィニヨン・ブラン
[アルコール度数]13.8%
[土壌]キンメリジャン土壌(石灰質)と砂質と粘土質が混じる土壌
[醸造について]自然酵母にて醗酵。
■ドメーヌ情報
[設立]2007年
[所有畑]11ha
[栽培]有機栽培
ナチュラルワインとはブドウの栽培が有機であることに加え、天然酵母での発酵、添加物を極力使わないなど人の手でコントロールせずに「限りなく自然に造ったワイン」です。
一般的に自然派ワイン、ヴァン・ナチュール、ビオワイン、オーガニックワインとも呼ばれることがあります。