濃いルビー色、細かい泡立ち、さくらんぼやクランベリー、発酵由来の香り、シャープなアタックでドライな味わいにクリーミーな泡、さくらんぼ食べた時のようなタンニンとほのかな苦みがアクセントとなった中程度の後味です。
50歳にしてヴィニョロンへ転向した元エノログ
クレモン・バローは1961年4月28日パリで生まれ、ブルゴーニュで育ち、ワインは小さな時から身近にありました。ボルドー大学でエノローグを学び、作る方でなくコンサルタントとして様々なワイナリーで教える方として携わってきました。
1989年からロワールで20年以上、エノロジストとして働いておりました。甘口ワインは発酵や瓶詰めが大変なので、彼のような仕事がとても重宝されます。
しかし、人にワインを教えるだけでは物足りなくなり、50歳を転機に自分のワイナリーを始めました。
選んだ地は何とロワール、ニコラ・ジョリーやマーク・アンジェリーとの交友があり、ニコラが自分の畑を縮小しようと手放す畑とご縁があったのがきっかけです。
それと彼は甘口ワインの難しさを良く知り尽くしているので、その甘いワインをどれだけナチュラルに作る事が出来るのか?に興味を持ったようです。
彼は元々ワイン業界で有名でしたから、最初のヴィンテージはフランス国内だけで売り切れてしまっていたため、日本への輸出が遅れてしまいました。
人生をかけて醸造家に転向デビューしたクレモン・バローのワイン、日本へ初上陸是非お楽しみ下さいませ。 (インポーター資料より)
■ワイン情報
[産地]フランス ロワール地方アンジュ
[タイプ]微発泡・ロゼ・辛口
[品種]グロローグリ90% 、グロロー10%(平均樹齢45年)
[土壌]シスト
[アルコール度数]11%
[醸造について]自然酵母にて、全房で水平式圧搾、グロローグリを30hlのグラスファイバータンクで発酵、発酵の終わりに色を調整するためにグロローを添加し、ガスを注入、濾過あり・無清澄、残糖:15g/L
■ドメーヌ情報
[本拠地]フランス ロワール地方アンジュ
[設立年]2013年
[栽培]ビオロジック
[所有畑]3.5ha
ナチュラルワインとはブドウの栽培が有機であることに加え、天然酵母での発酵、添加物を極力使わないなど人の手でコントロールせずに「限りなく自然に造ったワイン」です。
一般的に自然派ワイン、ヴァン・ナチュール、ビオワイン、オーガニックワインとも呼ばれることがあります。
※旧ヴィンテージ、過去のコメントです。
2022.11月中旬に試飲しました!(以下、スタッフの独断と偏見ありのコメントです)
やさしい甘さの薄濁りロゼ!
【ティスティングメモより】
【好き】 ミネラル・塩味・シャープな酸味のワイン、ドイツワイン。
【苦手】 還元熟成香、過度な味わい
抜栓当日と10日目に試飲しました。
少し茶色味がかった淡いチェリーピンク色。抜栓開けたてはしっかりと泡立ちがあり、さらっとした粘性で若い外観の印象です。香りは開いていて、チャーミング。サクランボや青リンゴ、オレンジの花や黄色い花の香りが広がります。
口に含むと、しなやかで瑞々しい果実味に、穏やかな酸味が心地よくて身体に染み込むようなやさしい質感にニンマリです。アルコールも軽く11.7%、旨味があって、程よい甘みがホッとさせてくれます。多めに注いだワインをあっという間に飲み干していました。
おしゃべりがおつまみで、1本空いてしまうロゼペティアン!昼からイケちゃいます。