わずか1.05haのモルゴン最上の区画であるコート デュ ピィの古樹(平均樹齢85年)の区画から生まれるキュヴェ。
このキュヴェは、カミーユ(マルセルの娘)がドメーヌに戻ってから生まれたものですが、マルセルと共に彼女の祖父カミーユ(マルセルの父)への思いも込められています。
フレッシュな赤い果実の圧倒的なアロマを持つワイン。時間と共にフローラルなアロマも立ち上り、素晴らしい余韻を感じられます。
フランス自然派ワインの父、マルセル・ラピエール。彼は、「自然派」と呼ばれるワインの礎を築いた人物であり、ボジョレーをはじめフランス各地で、彼の影響を受けた自然派ワイン生産者が活躍しています。
その偉大なる父の後を継ぎ、モルゴンの地、ひいてはボジョレーの地に深く根ざしたラピエール家のワイン造りを一手に担うようになったのは、マルセルの長男マチュー・ラピエール。
2005年からドメーヌで栽培・醸造を担い、マルセルとともに偉大なヴィンテージも最悪なヴィンテージも経験したマチューは、周囲の心配をよそにラピエールのワインを大幅に進化させました。
そのスタイルは「自然派ワインの原点」と呼ぶにふさわしい純粋で緻密な味わいで、古くからラピエールのワインを知る人曰く、1990年代初期のマルセル・ラピエールのワインのようだとか。
栽培においては、その土地の個性を十分に活かす為に、化学肥料や除草剤、殺虫剤などを用いず、健全で質の高いブドウを得る為に1981年からビオロジックによる栽培を行っており、収穫においては完全な手作業を実践しています。
この事は、安価で大量生産型のワインが当たり前となってしまったボジョレーにおいては、割の合わない手間のかかる作業と言えますが、ドメーヌの哲学、想いを表現するためには無くてはならない重要なプロセスです。
収穫されたブドウは、印象的な天井画が描かれた醸造所に運ばれ、果皮などに付着する自然酵母の働きによって発酵させます。セミ マセラシオンカルボニックを採用し、じっくりと時間をかけて果汁がワインとなっていくのを見守ります。
瓶詰めは原則ノンフィルタで行われ、顧客の要望に合わせて亜硫酸の添加したり、しなかったりします。(インポーター資料より)
※少量入荷の為お一人様1本までとさせていただきます。
※このワインには蝋封が使用されています。ワインオープナーのスクリューを直接差し込み、引き上げるとスムーズです。
■ワイン情報
[産地]フランス・ボージョレ地方モルゴン村
[タイプ]赤・辛口
[品種]ガメイ100%(平均樹齢85年)
[アルコール度数]14.5%
[醸造について]醸造に掛ける時間はより長く24日間発酵、熟成は古い木製の角錐型タンクで9か月間行われます。
■ドメーヌ情報
[本拠地]フランス・ボージョレ地方モルゴン
[収穫]完全な手作業
[畑]1981年からビオロジック
ナチュラルワインとはブドウの栽培が有機であることに加え、天然酵母での発酵、添加物を極力使わないなど人の手でコントロールせずに「限りなく自然に造ったワイン」です。
一般的に自然派ワイン、ヴァン・ナチュール、ビオワイン、オーガニックワインとも呼ばれることがあります。
2015年6月上旬にマルセル・ラピエールを訪問してきました!
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