やや濃いめのロゼ色。熟した木苺や、グレナデンシロップなどのチャーミングな果実味に、リンゴの蜜のような爽やかな自然な甘みが香りに感じられます。香りの甘やかさとは裏腹に、フレッシュなピンクグレープフルーツを思わせる、ふくよかな酸と心地よいほろ苦さがあり、とてもバランスの良い味わいです。旨みものっており、スイスイ飲み進めてしまうワインです。

写真家の父を持つ家庭に育ったステファン・モラン氏は、ワインの興味が高じてワイン造りをするようになりました。ラングドックの山中にある深い森の中に埋もれるようにたたずむ農場に住み、自然を重んじた栽培を開始。住居のカーヴを改修し、2005年に 2haで取れたぶどうを使って醸造したのが初ヴィンテージ。
ルーション地方でトップクラスの自然派醸造家、フラール・ルージュのジャン・フランソワ・ニック氏から「自然派ワイン」のノウハウを教わり、さらに栽培・醸造学校で研さんを積み、ワインのクオリティーを追求しました。
亜硫酸添加無しで醸造をするため、カーヴ内の温度管理には最大限の注意を払い、カーヴの屋根に大量の土を盛り、無理やり半地下状態にしました。
従来のルーションとは違ったフルーティーでスムーズなワインを造りだす事を目指し日夜努力しています。 （インポーター資料より）

■ワイン情報
[産地]フランス　ルーション
[タイプ]ロゼ・辛口
[品種]シラー100％(樹齢30年）
[アルコール度数]12％
[醸造について]除梗せずに房まるごとプレス機にかけ、ステンレスタンクにて発酵。マロラティック発酵後228Lの木製樽にて6か月間の熟成。SO2(亜硫酸塩)無添加。

■ドメーヌ情報
[本拠地]フランス　ルーション
[生産者]ステファン・モラン
[設立]2005年
[栽培]ビオロジック栽培

酸化防止剤無添加のワインでも発酵の際に「自然に」ごく微量の亜硫酸塩が生成されます。
そのため、裏ラベル等に「亜硫酸塩（酸化防止剤）含有」と表記されている場合があります。