*2021年は5月の霜に加えて6月に雹が降り、エレーヌとクリストフは葡萄の大半を失ってしまいました。そのため有機栽培を営む友人から購入した葡萄で3つのキュヴェを作り、僅かに残った自分たちの葡萄で醸造したものと残しておいたストックを合わせて、合計10種類のワインをリリースしました。
友人から購入した葡萄で醸造。
中程度の赤色。熟したブルーベリーやブラックベリー、グミ、カシスなどの黒系果実、赤系果実のピュアな果汁を想わせる香りが混ざり合い、加えてスミレの花やお香、紅茶など気品に満ちた香り、クローブなどの深みを与えるニュアンスが伺えます。
赤い果実を優しく搾った果汁のように冷涼感のあるミディアムタッチで、カシスやブラックベリーなどの香り高い果実の風味にフランボワーズや紅茶など華やかで上品な香り、木の皮、クローブなどの甘苦いスパイスの風味が重なり深みや奥行きが感じられます。いきいきとした緻密な果実味やエレガントな様子、スパイスの複雑性などを兼ね備えた味わいです。
安定した味わいで安心して楽しめる貴重なワイン
アルデッシュの南 Valvignere ヴァルヴィニェール村で三世代続くワインの造り手。現在は、クリストフとエレーヌの2人がワインを造っています。
2001年からビオロジック、2009年からビオディナミに移行して、土地の力を最大限に生かしています。
畑を案内してくれるときに鍬をもってきて土を掘り起こし、土の違いが葡萄の違いに、そしてワインの違いになることを熱心に教えてくれます。
ここ数年、ヴァルヴィ二エール周辺は自然派激戦区でありながら、ヴィニョーはとても注目されています。
ナチュラルワインのファンはもちろん、そうでない方も誰もが安心して楽しめる貴重なワインの造り手です。(インポーター資料より)
■ワイン情報
[産地]フランス・ローヌ地方アルディッシュ
[タイプ]赤・辛口
[品種]シラー60%、グルナッシュ40%(買いぶどう)
[アルコール度数]12.5%
[醸造について]全房で8日間のマセラシオン。コンクリートタンクで7か月間発酵と熟成。
■ワイナリー情報
[本拠地]フランス・ローヌ地方アルディッシュ ヴァルヴィニェール村
[栽培]2001年からビオロジック、2009年からビオディナミに移行
ナチュラルワインとはブドウの栽培が有機であることに加え、天然酵母での発酵、添加物を極力使わないなど人の手でコントロールせずに「限りなく自然に造ったワイン」です。
一般的に自然派ワイン、ヴァン・ナチュール、ビオワイン、オーガニックワインとも呼ばれることがあります。