レモン、フェンネル、ぶどうの軸由来のグリーンな香り。開けたてはミネラル感が強いが、短時間で日向夏のような熟した柑橘の香りへと変化する。
塩、柑橘を搾って食べる生の魚介類とは最高の相性。和食の酢の物もおすすめ。
藤巻一臣氏はイタリア料理店グループのゼネラルマネージャーを経て、ワイン醸造家へ転身しました。
山形県南陽市にワイナリーを設立し、ブドウが持つ本来の力を最大限に活かしたワイン造りを行いました。
現在独立して、新ブランド「KAZU WINE」を設立。世界各地で製造したワインを日本へ逆輸入し、リリースを開始しています。
KAZU WINEは自社の畑やワイナリーを所有しないワインブランド。世界中にある友人たちのワイナリーで、現地の生産者が育てたぶどうを仕込み、ワインメイキングを行います。
現在、ニュージーランドとスペインの２拠点で醸造し、現地から日本へ逆輸入。KAZU WINEは個人のブランドではありません。
今後は、同じ志を持つ醸造家たちにも、KAZU WINE名義で高品質なワインを造っていく予定です。(インポーター資料より）
■ワイン情報
[産地]ニュージーランド ネルソン
[タイプ]白・辛口
[品種]ソーヴィニヨン・ブラン90%、ピノ・グリ10%
[アルコール度数]12.5％
[醸造について]野生酵母にて全量の20%を全房発酵させ、残りはスキンコンタクト。ステンレスタンクで熟成を行った。無濾過 SO2(亜硫酸塩)無添加。
■ワイナリー情報
[本拠地]ニュージーランド ネルソン
[生産者について]醸造家：藤巻一臣氏（自社の畑やワイナリーを所有しないワインブランドで、個人のブランドではありません。）
[ブドウについて]有機栽培のブドウを買い付けている。
酸化防止剤無添加のワインでも発酵の際に「自然に」ごく微量の亜硫酸塩が生成されます。
そのため、裏ラベル等に「亜硫酸塩（酸化防止剤）含有」と表記されている場合があります。
ナチュラルワインとはブドウの栽培が有機であることに加え、天然酵母での発酵、添加物を極力使わないなど人の手でコントロールせずに「限りなく自然に造ったワイン」です。
一般的に自然派ワイン、ヴァン・ナチュール、ビオワイン、オーガニックワインとも呼ばれることがあります。
2024.9月上旬に試飲しました！(以下、スタッフの独断と偏見ありのコメントです)
残暑にピッタリ、クリアな酸味
【ティスティングメモより】
【好き】 ワインってブドウからできてるんだなと感じられるチャーミングなワイン
【苦手】 口が尖ってしまうほどの酸味と苦みが強いワイン
抜栓2日後に飲みました。
淡いゴールド。
黄色いリンゴ、若いパイナップルに和柑橘の爽やかな香りに誘われます。
時間とともに金木犀やパッションフルーツの甘い香りに加えてミントの清涼感のある香りが上がってきます。
キリっと芯のある透き通った酸味は、ボリュームがあって柔らかい。柑橘系果実の皮の旨味（旨味と言うのか自信ないのですが）を感じます。
スーッと糸を引くようにきれいに伸びて消えてゆくアフター。
クイクィッといける、残暑にもってこいのワインです。
サーモンやホタテのマリネ。エスカベッシュと。
