日照に恵まれた2019ですが、糖度だけ上がるのではなく、果皮、種子の熟成、特に収穫前の気温差、乾燥による果皮の成熟、フェノールの熟成も見られた年。ヴォリュームや果実味だけでなく、香りの複雑さ、奥行き、そして全体を支える力強い酸を感じる素晴らしい味わいとなっています。
果皮も厚く、強いアロマを持ったマルヴァジーア・イストゥリアーナ。アロマティックで糖度が上がりやすいブドウですが、近年の彼のマルヴァジーアは、繊細さや複雑さも兼ね備えたバランスの良さを感じます。
前に進み続けることが当然!と言わんばかりの揺るがない強い意志と、積み重ねてきた経験。1998年よりカンティーナを立ち上げ、リボッラ・ジャッラをはじめとしたフリウリ特有のブドウを栽培。土地への最大限の敬意、概念に囚われない醸造、果皮の本質を見せるワイン、揺るぎない信念(頑固さ)をもつダミアン。「畑での仕事量こそがワインの根幹を成す」その言葉通り、畑仕事への追及はどの生産者よりも激しい(恐ろしい)。(インポーター資料より)
■ワイン情報
[産地]イタリア・フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア
[タイプ]オレンジ・辛口
[品種]マルヴァジーア・イストゥリアーナ(樹齢40~60年)
[アルコール度数]14%
[醸造について]除梗して果皮・種子と共に3か月、圧搾後、大樽にて36か月、瓶内にて18か月の熟成
■ドメーヌ情報
[設立年]1998年
[農法]自然農法
[所有畑]8ha
ナチュラルワインとはブドウの栽培が有機であることに加え、天然酵母での発酵、添加物を極力使わないなど人の手でコントロールせずに「限りなく自然に造ったワイン」です。
一般的に自然派ワイン、ヴァン・ナチュール、ビオワイン、オーガニックワインとも呼ばれることがあります。