伝説のワイナリー、新しいステージへ
ドメーヌ・グラムノン
Gramenon
自然派ワインを代表するワイナリーのうちのひとつ
ドメーヌ・グラムノンは1978年にブドウ栽培農家のフィリップとミッシェルローラン夫妻が南ローヌの北端にあるモンブリゾン・シュール・レ村に立ち上げたワイナリーです。始めは大手ワイナリーに卸していましたが1990年に元詰を開始。かのロバート・パーカーJr.からも一目置かれる存在になっていたころに不慮の事故でフィリップ・ローラン氏が他界してしまいます。
絶望の淵にいたミッシェルでしたが夫の遺志を受け継ぎ、現在は当主としてドメーヌを守っています。
2006年からはフレデリック・コサール氏の元で修業を終えた息子のマキシム・フランソワ氏が加わり、ネゴシアン業も始めました。
所有畑は26haと広い割に生産量は多くありません。というのも、ほとんどのブドウが樹齢の古いヴィエイユ・ヴィーニュ。その分、エネルギーと複雑味に富んだワインが生まれます。
発酵・熟成は古樽で新樽は使わず、基本的にはSO2(亜硫酸塩)無添加、無清澄・無濾過で醸造しています。
(参考資料:インポーター資料、中濱潤子著「ヴァン・ナチュール 自然なワインが美味しい理由」)