感性を信じて、シンプルなワイン造り
グザヴィエ・マルシェ
Xavier Marchais
「とにかくすごいワインが入ってくるんです、ただ、全部エチケット(ラベル)不良なんです。」
という輸入元からの言葉が、彼のワインと私たちとのファーストコンタクトでした。その素朴すぎる外観の衝撃と、それ以上に個性的な味わいで大きな印象を残してくれました。
あれから1年、新ヴィンテージは印象をがらりと変えて登場!
ティスティングしてみると、なるほど、確かにスタイルは変わっているようですが、力強い果実のエキス、旨味、芯にある煌めくような印象は変わりません。
(そしてラベル不良はずいぶん改善されているようですね!)
あれから1年、新ヴィンテージは印象をがらりと変えて登場!
芯の部分に強烈なメッセージを秘めている
輸入元によると、「以前の彼の白ワインは、濃密な果実味とヴァン ジョーヌのような酸化的な風味が混在するスタイルでしたが、今回入荷して来てた各ワインは非常に爽快でいわゆる酸化のニュアンスはなし!
それでいて、軽いとか薄いということではなく芯の部分にグザヴィエ
マルシェならではの強烈なメッセージを秘めているのです。」とのこと。
ティスティングしてみると、なるほど、確かにスタイルは変わっているようですが、力強い果実のエキス、旨味、芯にある煌めくような印象は変わりません。
(そしてラベル不良はずいぶん改善されているようですね!)
(以下インポーター資料より抜粋)
剪定はキャンバスに絵を描くように
彼の畑は砂地やシスト土壌の台地にあり、この土壌は熱を蓄える性質があるためにブドウが早く熟すと言います。収穫は勿論のこと畑を耕す際にも機械は用いず、馬の力を借りて耕して行きます。「機械を使ってしまうと何も考えなくて済む、ただただ作業になるんだ。
そうなってしまうとブドウを観察すること、ブドウの想いを感じることを忘れてしまうだろ。」
畑を歩きながらグザヴィエは「そして畑での仕事でも特に大切なのが剪定なんだ。」と言います。
「剪定って言うのは広いキャンバスに絵を描くようにするんだ。自分の感性を信じてね。」
ワイン造りはシンプルに
ロワール地方 アンジュ地区、彼の醸造所を訪問すると、簡素な建物の中に古い木製の圧搾機があり、後は熟成を待つ樽が並べられているだけ。
醸造中に電気を用いるのは瓶詰め時に樽からワインを組み上げるポンプ程度というだけあって、特別な機械や設備はありません。
良いブドウを収穫し、優しく圧搾した後は木樽でゆっくりと熟成を待つだけと言います。
そんなシンプルな造りにもかかわらず彼のワインは圧倒的なまでの個性と魅力を備えています。