僅かに濁りのあるレモンイエロー。黄桃や硬めの洋梨、黄柑橘、みかんのコンポート、マンゴー、パイナップルなど香り高い果実に、火打石のニュアンスが伺えます。
キリッとした張りのある酸が溌剌とした軽快感を与え、熟した柑橘の甘みや爽やかさ、芳醇な果実の風味と仄かな塩味が絡み合い、流れるように喉を通ります。
僅かに揮発酸を感じますが果実の酸や風味と調和しており、むしろ甘やかさやフルーティーな様子を引き立てており、メリハリのある辛口の仕上がりです。
グランメゾンで10年以上ソムリエとして務めたジャン・クリストフ・ガルニエは、農業学校で学んだ後、ロワールの大御所生産者マルク・アンジェリ(フェルム・ド・ラ・サンソニエール)のもとで働きながら多くのことを学びドメーヌを立ち上げました。
彼のワインは自然な造りでありながら、味わいが美しく明確な主張を感じられます。それはきっと、著名なレストランのソムリエの立場でワインを供した経験が、ワイン造りに反映されているのだと思うのです。
メインラベルには、自らの尾を呑み込む蛇「ウロボロス」が描かれております。
最も古い文明のシンボルのひとつとされ、世界各地の文明に派生し多くの神話に登場する蛇ないし竜で、創造、輪廻転生や無限などの象徴とされております。
ジャンクリストフは、ウロボロスを陰と陽、宇宙と地球の意味合いを込めて採用しました。(インポーター資料より)
■ワイン情報
[産地]フランス・ロワール地方
[タイプ]白・辛口
[品種]シュナン・ブラン100%
[アルコール度数]12.5%
[醸造について]ダイレクトプレス。ファイバータンクで7か月間の発酵と熟成。その後フードルに移して5か月間の熟成。
■ドメーヌ情報
[設立]2002年
[所有畑]7ha
[栽培方法]ビオディナミ農法
ナチュラルワインとはブドウの栽培が有機であることに加え、天然酵母での発酵、添加物を極力使わないなど人の手でコントロールせずに「限りなく自然に造ったワイン」です。
一般的に自然派ワイン、ヴァン・ナチュール、ビオワイン、オーガニックワインとも呼ばれることがあります。