日本固有の赤ワイン用葡萄品種であるマスカット・ベーリーAは、ココ・ファーム・ワイナリーがワイ
ンを造りはじめる 1984 年以前から栽培してきた葡萄品種です。長い間栽培してきた葡萄品種ですが
「第一楽章」は、よく熟したほんとうに上質なマスカット・ベーリーAが収穫できた年のみ造られます。
イチゴジャム、サワーチェリー、ブラットオレンジの熟した果実の滑らかな香りにジュニパー
ベリー、ナツメグなどのスパイス、ビターチョコ、野薔薇、鉱物的なニュアンスも加わり複雑、
味わいはフレッシュな細かい酸や上品なタンニンと共に凝縮感のある旨味も重なりタイトな
余韻が長く続いていきます。
相性の良い料理はフルーツトマトのサラダ、シマエビと蛤の炊き合わせ、鹿刺し、マグロの漬け、鳥ときのこのフリカッセ、うな重、鴨のロースト、仔羊の香草パン粉焼き、ピーマンの肉詰め、きりたんぽ鍋、ホワイトスティルトン、ヴァランセ、あんみつ、岡田のパンヂュウ。
2025 年から 2027 年は、フレッシュさと華やかな味わいを楽しめる。
2028 年から 2035 年は、香ばしさなど熟成の兆しが出はじめ、なめらかさと一体感が更に増
し、味わいの向上が期待できます。
(ワイナリー資料より)
■ワイン情報
[ぶどう産地]栃木県足利市田島、佐野市赤見 こころみ学園
[タイプ]赤・辛口
[品種]マスカット・ベーリーA
[アルコール度数]11%
[醸造について]手除梗した葡萄を軽く破砕してステンレスタンクと甕に入れる。15℃の室温を保持しながら1日1~2回ピジャージュを行い、十分な色素と風味を抽出する。2~4週間醸した後マストを搾
り、ワインを皮と種から分ける。その後、古樽内で野生乳酸菌によるMLF(マロラクティック醗酵)を続ける。
フランス産オークの古樽で約 11~13 か月熟成。澱引き後、清澄せず無濾過でビン詰。
■ワイナリー情報
[創業]1950年代、山の急斜面に葡萄畑を開墾