色合いは透明感のある淡い黄金色。黄リンゴ、パイナップル、フュメ、パンの耳の香り。ワインはフレッシュ&フルーティーで奥行きのある上品な酸とのバランスが良く、透明感のあるエキスにほんのりビターで滋味深いミネラルがきれいに溶け込みます。
アンジュのSaint Lambert du
Lattay地区と Beaulieu sur Layon地区にある4つの畑のシュナンで仕込んだモスのスタンダードワイン。
アンジュの重鎮
ドメーヌ・モスは1987年から1993年までワインバー兼ワインショップを営んでいたルネとアニエスが1999年に立ち上げたワイナリーです。世代交代で若い感性が加わり生み出される、美味しいブドウの味がするワイン
現在では2人の息子に世代交代が始まっています。兄ジョゼフはチリや南仏で、弟シルヴェストルはブルゴーニュのシャソルネイやパリのシャトー・ブリアンでそれぞれ修行を積み、その後父親の元でその腕を磨き、今やモス家の頼れる跡継ぎとして成長しました。現在は息子2人が畑と醸造を管理し、父ルネはと言うと、もっぱらワインの味わいのチェックと、ドメーヌ訪問に来たお客さんへの対応がメインとなっています。
そんなジョゼフとシルヴェストルは父ルネのワインのスタイルを踏襲し、健全な土からきれいな完熟ブドウを目指し、シンプルかつストレートに「美味しいブドウの味がする」ワインを造っています♪しかし彼らがメインで作り出した2014年以降のワインを飲んでみると、ルネの時代に比べ、より飲み心地はスムーズで繊細な味わいに仕上がっており、そこに彼ら2人の若い感性が生み出すセンスが凝縮されていると実感します。(インポーター資料より)
■ワイン情報
[産地]フランス・ロワール地方アンジュ サヴニエール
[タイプ]白・辛口
[品種]シュナン・ブラン100%(平均樹齢23年)
[土壌]粘土質・シスト
[アルコール度数]12.5%
[醸造について]自然酵母で3週間発酵、ステンレスタンクで6か月熟成。ノンフィルター。
■ドメーヌ情報
[所在地]フランス ロワール地方アンジュ サン・ランベール・デュ・ラティ村
[設立年]1999年
[畑面積]16ha
[栽培方法]ビオディナミ
ナチュラルワインとはブドウの栽培が有機であることに加え、天然酵母での発酵、添加物を極力使わないなど人の手でコントロールせずに「限りなく自然に造ったワイン」です。
一般的に自然派ワイン、ヴァン・ナチュール、ビオワイン、オーガニックワインとも呼ばれることがあります。
2024.10月上旬に試飲しました!(以下、スタッフの独断と偏見ありのコメントです)
秋の食卓に寄り添うワイン
【ティスティングメモより】【好き】 ワインってブドウからできてるんだなと感じられるチャーミングなワイン
【苦手】 口が尖ってしまうほどの酸味と苦みが強いワイン
抜栓2日後に飲みました。
クリアなレモンイエロー。
最初は和柑橘のどこか素朴な香りですが、徐々に熟したグレープフルーツや、煮詰めた皮のニュアンスが出てきて、ふくよかで厚みのある感じが感じ取れます。
酸味は穏やかながら、ボリューム感はあります。酸の刺激の強くないレモンと言ったらいいか、広がりがあってとても上品な印象を受けます。
ふわっとジャスミンの芳香が漂って、どこかオリエンタルな感じも◎です。
秋は焼き魚がおいしいですね。キュッと柑橘を絞る感じで、このワインと合わせてみるのはいかがでしょう。