色合いは透明感のあるガーネット色。クランベリー、ドライアプリコット、シャクヤク、メントールの香り。ワインは艶やかかつスマートで上品なストラクチャーがあり、ジューシーな果実味に溶け込
む塩気のある旨味、鉱物的なミネラル、キメの細かいタンニンが骨格を形成します。
ワイン名は「フレッドの南バージョン(フレッドのスタイルで仕込んだ南ワイン)」という意味でVersion Sudと名付けられています。今回からエチケットのデザインがジャン・ジャック=センペからAlexis Laronze(アレクシス・ラロンズ)に一新されました。
現オーナーのフレデリック・コサールは1987年から10年間ブルゴーニュワインのクルティエとして働き、1996年ドメーヌシャソルネイを立ち上げる。2005年、新たにワイン醸造所を建設し、その翌年にネゴシアン・フレデリック・コサールをスタートし現在に至る。
(インポーター資料より)
■ワイン情報
[産地]フランス ブルゴーニュ
[タイプ]赤・辛口
[品種]カリニャン50%、グルナッシュ50%(平均樹齢51年)
[土壌]シスト混じりの粘土質・石灰質
[アルコール度数]13.5%
[醸造について]ステンレスタンクで21日間のマセラシオンカルボニック、自然酵母で1か月発酵。17hLの卵型セメントタンクで8か月、その後ステンレスタンクで1か月熟成。ノンフィルター、SO2(酸化防止剤)無添加
■ドメーヌ情報
[本拠地]フランス ブルゴーニュ サン・ロマン
[設立]1996年(ネゴシアンは2006年よりスタート)
[収穫]収穫者20~25人で手摘み(カーヴまで冷蔵車)、 畑で房レベルの選果(必要があればカーヴで粒レベルの選果)
[ビオの認証]ビオディナミ(一部ホメオパシー)認証なし
[所有畑]10ha
酸化防止剤無添加のワインでも発酵の際に「自然に」ごく微量の亜硫酸塩が生成されます。
そのため、裏ラベル等に「亜硫酸塩(酸化防止剤)含有」と表記されている場合があります。
ナチュラルワインとはブドウの栽培が有機であることに加え、天然酵母での発酵、添加物を極力使わないなど人の手でコントロールせずに「限りなく自然に造ったワイン」です。
一般的に自然派ワイン、ヴァン・ナチュール、ビオワイン、オーガニックワインとも呼ばれることがあります。
2024.9月上旬に試飲しました!(以下、スタッフの独断と偏見ありのコメントです)
しっかりした体格のさわやか好青年
【ティスティングメモより】【好き】 ワインってブドウからできてるんだなと感じられるチャーミングなワイン
【苦手】 口が尖ってしまうほどの酸味と苦みが強いワイン
抜栓3日後に飲みました。
ルビーレッド。
キイチゴのような小さい赤い果実や、アメリカンチェリーの甘い香りがほんのりと。
ホワイトペッパーのスパイシーな香りが少々あって、時間が経つにつれてカシスやプルーンといった黒い果実がしっかりと感じられます。
味わいはしっかりとした酸味があってスムースな口当たり。果実の充実感もあって、明るく弾むような印象のワインです。でも、後半はタンニンがしっかりと主張してきます。
体格のいい爽やか好青年といったイメージでしょうか。
赤身のお肉が良さそうです。