色合いは透明感のあるレモン色。熟したグレープフルーツ、ニワトコの花、ハーブ、タールの香り。ワインはピュアかつはっきりとした輪郭があり、透明感のある凝縮したエキスに滋味深く筋肉質なミネラル、重心の低い酸がきれいに溶け込み上品な骨格を形成します。
オーナーであるボノームは2004年、弱冠18歳の時にル・クロ・デュ・テュ=ブッフの収穫に参加し、そこでティエリに才能を見いだされ、以降ティエリから共同経営者を前提にスカウトされます。2006年から2008年までアンボワーズのワイン学校に通いながらティエリのネゴスで経験を積み、2009年、ティエリと共同でネゴシアン「ピュズラ=ボノーム」を立ち上げます。2014年末、ティエリがネゴシアンから抜けてピエール=オリヴィエ・ボノーム単独で再スタートしました。(インポーター資料より)
■ワイン情報
[産地]フランス ロワール トゥーレーヌ
[タイプ]白・辛口
[品種]ロモランタン100%(平均樹齢22年)
[アルコール度数]13%
[土壌]粘土質・シレックス
[醸造]自然酵母で3月間発酵、400Lの古樽10か月、ノンフィルター
■ドメーヌ情報
[本拠地]フランス ロワール シュヴェルニー
[創業年]1999年にネゴシアン「ティエリ・ピュズラ」を起ち上げ、2009年からはピエール=オリヴィエ・ボノームと共同経営になり、「ピュズラ・ボノーム」に社名変更。2014年よりピエール=オリヴィエ・ボノームが100%経営を引き継ぐ。
[所有畑]7ha
[栽培方法]ビオロジック
ナチュラルワインとはブドウの栽培が有機であることに加え、天然酵母での発酵、添加物を極力使わないなど人の手でコントロールせずに「限りなく自然に造ったワイン」です。
一般的に自然派ワイン、ヴァン・ナチュール、ビオワイン、オーガニックワインとも呼ばれることがあります。
2024.8月中旬に試飲しました!(以下、スタッフの独断と偏見ありのコメントです)
ラムネのようなほろ苦さ
【ティスティングメモより】【好き】 ワインってブドウからできてるんだなと感じられるチャーミングなワイン
【苦手】 口が尖ってしまうほどの酸味と苦みが強いワイン
抜栓3日後に飲みました。
淡いレモンイエロー。
最初は鉱物的で少し硬い印象を受けますが、ライムのすっきりした香りが中心で、なめし皮のような妖しげなそそる香りも出てまいります。甘いお花もほのかに漂います。
しっかりとしてのびやかな酸味がスムースに広がります。ピュアな感じの中に、相対する形でローストのニュアンスが存在して味わいが立体的です。
最後はラムネのようなほろ苦さが締めてくれます。
アフターはさらりとしていて、すぐにもう一口手を伸ばしたくなるワインですね。