自社農園の樹齢20年以上のピノ・ノワールを使用し、体に染み入る優しい味わいを目指して造りました。
2023年は7月の終わりから9月中旬まで全く雨が降らない早生の赤品種にとっては非常に良い年。
これまで見たことがないほど黒々としたぶどうで病気もほとんど見当たらない最高の状態でした。
一方夜温が下がらず酸の値が低かった年でもあります。それを補うため発酵前に乳酸菌を軽く動かして余韻の酸とジワリとした味わいを付けました。
グラスから溢れるのはラズベリーやスミレ、腐葉土になめし革など砂質ならではの華やかな香り。
口に含むとボリューム豊かで柔らか、そしてジワジワと広がるうまみを持っています。
まだまだ若いですが今後を期待させる要素の多さをとても感じます。
抜栓直後は少し還元的で鉄っぽさや火薬感を感じてまだ固い印象がありますが、このワインにとってはむしろそれが良いアクセント。
時間とともに柔らかくスムースになっていくのでゆっくり楽しんでもらえれば幸いです。
(ワイナリーHPより)
■ワイン情報
[産地]新潟県新潟市角田浜
[タイプ]赤・辛口
[品種]ピノ・ノワール(自社農園)
[アルコール度数]12%
■ワイナリー情報
[所在地]新潟県新潟市西蒲区角田浜
[設立年]1992年
[栽培・醸造責任者]掛川史人
[所有畑]自社畑8ha、契約畑約5ha