インク、針葉樹、なめし皮、ドライプラム、バニラなど、黒い土の中にビターとスイートが入り混じるような力強い香。
口中ではブラックチェリー様の果実味が重い酸の密度のある液体となってゆっくりと伸びます。渋みは少なく質感は滑らか、最後にローストした木の香ばしい旨味が余韻にあります。
厚切りベーコン、猪鍋など脂ののったジビエ、すき焼き、バルサミコフルーツソースのポークソテー、フェイジョアーダや土手煮など黒っぽい煮込み、マトンカレー等と相性が良いです。
前年は病気の影響で甲斐ノワール比率が低かったのですが、本年は本来のスタイルに戻りました。晩熟で酸味と強烈なピーマン香が残るブドウですが、醗酵によって片親のカベルネソーヴィニョンのようなカシスのニュアンスが引き出されるのも魅力です。(ワイナリー資料より)
■ワイン情報
[産地]山梨県山梨市
[タイプ]赤・辛口
[品種]山梨市万力地区産甲斐ノワール66%、八幡地区自社畑産メルロー22%、日下部地区産マスカット・ベイリーA9%、八幡地区自社畑産 シラー3%
[アルコール度数]12%
[醸造について]甲斐ノワール(カベルネ・ソーヴィニョンとブラッククイーン種の交配品種)を主体に4品種をブレンドし、アメリカン:フレンチオーク=3(うち新樽1) :2で9か月間樽熟成
■ワイナリー情報
[自社畑]0.69ha
[生産数]1557本(720ml瓶換算)