輝きのあるレモンイエローの外観。フレッシュなレモンの活き活きとした香り。
口に含んだ時に一瞬シュワっとクリスプを感じるが、 それがまたレモンスカッシュの印象にも感じられます。
徐々に白や黄色い花のフローラルな香りも膨らみます。
味わいは昨年より果実感は控えめで、柑橘の味わいが中心で、本来のシャブリらしい石灰のテロワールを感じられる味わいです。キンメリッジ由来の太いミネラル感が素晴らしく、美しい酸と相まって、テクスチュアを感じる多層的な味わいを感じられます。

彼が目指したのが農薬や化学肥料を用いない自然な栽培、そしてそれをいかした自然派ワイン造りでした。彼はまず、ブルゴーニュの自然派ワイン生産者、ドミニク ドゥラン氏のもとへ研修に行きます。実は、彼の父とドミニク ドゥランは醸造学校時代の同級生でした。その頃からビオロジックやビオディナミに傾倒していたドミニクが、彼にとっての師匠となったのです。その経験を経てシャブリに戻り、祖父の所有していた畑を譲り受けてワイン造りを始めました。ドメーヌ名のパット・ルーは、所有している畑の通称「狼の足」から名付けられました。

パット・ルーのワインの最大の魅力は、シャブリというアペラシオンに求められるイメージを損なわずに、自然派ワインの柔らかい飲み心地が楽しめる所です。石灰質土壌由来のミネラル感がしっかりとあり、そこに芳醇な果実の旨みが加わります。全体のバランスが素晴らしく、トマ ピコ氏の誠実で実直な人柄をそのまま瓶詰めしたような安定した味わいが楽しめます。（インポーター資料より）

■ワイン情報
[産地]フランス　ブルゴーニュ地方　シャブリ
[タイプ]白・辛口
[品種]シャルドネ100％(樹齢60年以上)
[土壌]石灰土壌、粘土質土壌
[アルコール度数]12.5％
[醸造について]卵型コンクリートタンク、古樽、ステンレスタンクを組み合わせて発酵。その後ステンレスタンク、コンクリートタンクで1年熟成させた後に瓶詰。

■ドメーヌ情報
[本拠地]フランス　ブルゴーニュ地方　シャブリ
[設立年]2006年
[生産者]トマ・ピコ
[栽培]ビオロジックを主体に一部でビオディナミ