前回大好評だった、菅野さんの紫檀シリーズの第2弾です。
今回も甘み、酸味のバランスが抜群の葡萄を頂き、醸造いたしました。食味は甘味がしっかりあるものの、それ以上に東北特有の綺麗な酸味、食べた後に口に残るサクランボのような、何とも言えないチャーミング感がとても魅力的な葡萄でした。
このワインでは、滋味深い甘さと細いタンニンを表現するために、セミマセラシオンカルボニック法を用いて醸造しています。今回は飲み心地を重視するため亜硫酸塩添加はなしにしています。
品種本来のイチゴジャム、ラズベリー、キイチゴのような赤い果実の甘酸っぱい香りが、強すぎず、弱すぎずの絶妙なバランスで香ります。味わいも、可愛らしさいっぱいの酸味、そしてスルスルソフトな飲み心地です。
特に食中酒として和食や焼き魚、ローストビーフなどのお料理とご一緒にお楽しみいただく事をお勧めいたします。
少し酒質に不安定さもあるため、できるだけ保管は14℃での保管をお勧めいたします。
「葡萄8割人2割」という強い信念のもと醸造!
國津果實酒醸造所は、名張商工会議所をはじめ三重県名張市の沢山の人々に支えられ平成30年3月に設立を致しました。醸造所は名張市の協力のもと廃校となってしまった小学校を醸造施設として改修し利用しています。そして、醸造所のテーマは葡萄農家。
ワイン造りは、冬から早春に行われる葡萄の剪定から始まります。
農家さんが葡萄達と汗をかきながら一緒にワインになる事を目指し様々な壁を乗り越え手を取り合って長いシーズンを歩んでいきます。
そして醸造では、葡萄と農家さんの意見を尊重し畑をしっかり表現できるようなワインになるよう全力でお手伝い。その為、ワインは「葡萄8割人2割」という強い信念のもと醸造を行っています。
(ワイナリー資料より)
※このワインには蝋封が使用されています。
一部キャップの蝋崩れがありますが、中身に問題はございません。ご了承の上お買い求めください。
■ワイン情報
[産地]山形県山形市本沢
[タイプ]赤・辛口
[品種]非公開となっております。
[アルコール度数]10%
[醸造について]14度のセラー内の樹脂タンクで3日間コールドソーク、常温の仕込み場に戻しピシャージュ。はじめは足で2回/1日、比重進行後テイスティングによって足もしくは手で軽く1回/1日、最終は優しく、圧搾まで計量カップでルモンタージュ1回/1日、発酵期間は約18日、熟成は2次発酵終了後、澱引き、密閉タンクで貯蔵。澱引き時には澱部分を破棄し、上澄みのみを瓶詰め。SO2(亜硫酸塩)無添加
■ワイナリー情報
[所在地]三重県名張市神屋
[設立年]平成30年3月1日
[醸造責任者]中子統雄
※2022年3月下旬に訪問しました。
blogよりご覧いただけます。
酸化防止剤無添加のワインでも発酵の際に「自然に」ごく微量の亜硫酸塩が生成されます。
そのため、裏ラベル等に「亜硫酸塩(酸化防止剤)含有」と表記されている場合があります。
ナチュラルワインとはブドウの栽培が有機であることに加え、天然酵母での発酵、添加物を極力使わないなど人の手でコントロールせずに「限りなく自然に造ったワイン」です。
一般的に自然派ワイン、ヴァン・ナチュール、ビオワイン、オーガニックワインとも呼ばれることがあります。
2024.7月上旬に試飲しました!(以下、スタッフの独断と偏見ありのコメントです)
フレンドリーな口当たり
【ティスティングメモより】【好き】 ワインってブドウからできてるんだなと感じられるチャーミングなワイン
【苦手】 口が尖ってしまうほどの酸味と苦みが強いワイン
抜栓翌日に飲みました。
ルビーレッドにパープルが入ったきれいな色調。
ベリー系果実、ブルーベリー、ピーチ、ヤクルトのような乳酸飲料の甘い感じにスイカズラのちょっとなまめかしい香り。結構複雑です。
味わいは、一言でいうとチャーミングな甘酸っぱさ。塩味のような旨みがあってまろやか。
スーッとのどを落ちていくやさしさは、羽毛のようなふわふわと低反発なイメージですかね。
10%の低いアルコール度数で口当たりがフレンドリーです。
低い温度で飲みましたがいい感じでした。
素材の味を生かしたお食事がよさそうですね。焼き鳥を塩でとか。