ピノノワール100%。畑はポリゾ村。平均樹齢45年のVV。100%をブルゴーニュ樽で発酵・熟成。ドザージュはゼロ。
作品名の「エフロールサンス」は、「開花(花が開くように美しく熟成してゆく)」という意味。樽発酵に由来するバニラやブリオッシュのほのかな香味が、幸せな気持ちにさせてくれます。
当主はドミニク・モロー女史。幼少期から化学薬品を全く受け付けない体質だった彼女は病気になるとホメオパシーで治癒していたそうです。ヴィニュロンの道へ進んだ際にビオディナミ栽培を選択したのは当然の事でした。
「DRC」、「ルフレーヴ」、「コント・ラフォン」、「ディディエ・モンショヴェ」らにビオディナミを教えた巨匠ピエール・マッソンに直接師事。ポリゾ村のRM、「Piollot Père et Fils」に嫁いでオーブに来てからは、シャンパーニュにおけるビオディナミの先駆者ジャン・ピエール・フルーリーや、ベルトラン・ゴートロらとの交友を育みながら、夫から譲り受けた畑で実地に栽培実験を行ってきました。
「私にとって本当に幸いだったのは、義父が、1970年からのセレクション・マサル(マス選抜)の成果として、素晴らしいピノ・ノワールの古樹を残してくれたことです。ビオディナミによって、古樹のポテンシャルをさらに深いところから引き出すことができました」(ドミニク・モロー)。
小区画からの単一品種でのワイン造り、古樹の尊重、樽発酵といった技法や、「畑の個性を表現したい」という彼女の哲学には、彼女が学んだブルゴーニュの影響が強く表れています。
尚、メゾン名の「マリー・クルタン」は、同じくぶどう栽培家だった彼女のひいおばあさんの名前で、農薬や化学肥料を一切使用せず、馬による耕作を行っていたマリーさんへの敬意を込めて命名されたものです。(インポーター資料より)
■ワイン情報
[産地]フランス/シャンパーニュ地方
[タイプ]泡・白・辛口
[品種]ピノ・ノワール100%(平均樹45年)
[アルコール度数]12%
[醸造について]天然酵母で発酵。マロラクティック発酵を行う。100%をブルゴーニュ樽で発酵・熟成。ドザージュはゼロ。
■ドメーヌ情報
[本拠地]フランス・シャンパーニュ地方オーヴ県ポリゾ村
[生産者]ドミニク・モロー
[継承年]2000年
[栽培方法]ビオディナミ(2005年開始、2009年ECOCERT認証)
[畑面積]2.5
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ナチュラルワインとはブドウの栽培が有機であることに加え、天然酵母での発酵、添加物を極力使わないなど人の手でコントロールせずに「限りなく自然に造ったワイン」です。
一般的に自然派ワイン、ヴァン・ナチュール、ビオワイン、オーガニックワインとも呼ばれることがあります。