アルザスの巨匠
マルク・テンペ
Marc Tempe
華やかで雄大なスタイルは唯一無二
ドメーヌ・マルクテンペはアルザスの中心部、コルマールから7キロ程進んだ南西向きのツェレンベルグ村にあります。 そこではミュスカ以外のアルザスの主要品種(ピノ・グリ、ピノ・ブラン、リースリング、ゲヴェルツ、シルヴァネール、オーセロワ)が栽培されているそうです。テンペさんがビオディナミに転向したのは1996年のこと。当時のアルザスでも「5、6人目」だったそう。
「テロワールは土壌だけでない、畑だけでなく空気も一緒にビオディナミしている。」
「ビオディナミのブドウはゆっくり育つ。ゆっくり育つことで病気に強くなる。
ブドウのつるを短く剪定することはせず、上へ上へと伸ばす。上へ伸びる垂直な力が根を伸ばす力にもなる。」
「土が生きていないといけない」
トラクターは使用せず、畑仕事もほぼすべて手作業で行うそうです。
醸造においてはステンレスタンクは一切使用しません。
また、ワインは最低2年、時には3年熟成させてからリリースします。
これだけ長くの熟成期間を設けるのはアルザスでも珍しいこと。
その理由については「ワインと澱が一体化し、安定感が出る」からと語ってくれました。
自身のワインについてコメントしていただくと、「酸」「ミネラル」がキーになっているようで、
特に塩系のミネラルを「グランヴァンの証」とも。
芳醇な香りと豊かな果実感を感じるテンペさんのワインですが、そこに酸やミネラルが加わることにより味わいに深みが出るんですね。
(来店イベントの様子はblogでもご覧いただけます。)
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