2019年は2018年同様とても暑かった。しかし結果的に魔法が掛かったようなヴィンテージだった。成育も十分で畑での作業は簡単、ブドウは完璧に健全、生産量も多く、出来上がったワインの品質も過去最高だった。ワインのバランスは完璧です。
ジュヴレ シャンベルタンから収穫された葡萄を使用しており、その頭文字がキュヴェ名の由来となっています。
ほんの少しレンガ色の入ったルビー色。スミレや赤系の花の様な沸き立つような力強いフローラルな香り。熟成香も溢れるように感じられ、畑の格の違いを感じられます。
ダークチェリー、プラム、乾燥したタイム、革と言った、落ち着いたブルゴーニュワインの要素を高いレベルで感じられます。
味わいはジュヴレ シャンベルタンらしい、硬質なミネラルと太い柱の様な酸に支えられた丸みを帯びた赤系果実とテクスチュアを感じるシルキーなニュアンスが素晴らしい。
凝縮し過ぎている訳ではなく、硬くて飲めないわけではない、まるで空気の様なフワッとした軽やかな質感を感じられる唯一無二の味わいです。
非常に滑らかで美しい一体感を感じられるワインに仕上がっており、突き詰めたエレガンスと、プルミエクリュの様な1ランク上の複雑な要素を感じられる、素晴らしい1本です。
ヤン ドゥリューは、オート コート ド ニュイのエリアでニュイ サン ジョルジュとアロース コルトンの間に位置するヴィレ=ラ=フェイ村を中心にワイン造りを行なっています。2010年がデビューとなるヴィンテージで、3haほどの広さの畑から革命的なワインを生み出しています。 ジュアリン ギュイヨの下で7年間ワイン造りを学び、その後、DRC社の共同経営者としても知られるアンリ フレデリック ロック氏のドメーヌ プリューレ ロックで2008年から栽培を担当しています。彼は、自身のワインをリリースするようになってからもプリューレ ロックでの仕事を続けていて、ロックでの仕事を終えた後や休日などを利用してブドウを育て、ワイン造りに取り組む情熱ある生産者です。 ヤン ドゥリューは、ブルゴーニュでも比較的注目されていない土地の中から、可能性を秘めたテロワールを発掘し、その土地で素晴らしいワインを生み出すことに情熱を注いでいます。 (インポーター資料より)
■ワイン情報
[産地]フランス ブルゴーニュ地方
[タイプ]赤・辛口
[品種]ピノノワール100%(平均樹齢50年)
[土壌]粘土石灰質
[アルコール度数]13%
[醸造について]全房で発酵。1年樽で24か月熟成させた後に瓶詰。SO2(亜硫酸塩)無添加
■ドメーヌ情報
[本拠地]フランス ブルゴーニュ地方オート・コート・ド・ニュイ
[設立年]2010年
[栽培]ビオロジック
[所有畑]3ha
酸化防止剤無添加のワインでも発酵の際に「自然に」ごく微量の亜硫酸塩が生成されます。
そのため、裏ラベル等に「亜硫酸塩(酸化防止剤)含有」と表記されている場合があります。
ナチュラルワインとはブドウの栽培が有機であることに加え、天然酵母での発酵、添加物を極力使わないなど人の手でコントロールせずに「限りなく自然に造ったワイン」です。
一般的に自然派ワイン、ヴァン・ナチュール、ビオワイン、オーガニックワインとも呼ばれることがあります。