ピノ・ノワール60%、シャルドネ30%、ピノ・ブラン10%のブレンド。1982年から2021年までのソレラをビン詰めした、シャンパーニュ地方の非発泡性ワイン。
戦後1940年代後半から50年代にかけて、オーブの一部の栽培家はピノ・ブランを植えました。この品種には白コショウやミントのような官能的な香ばしさがあり、長らく”隠し味”としてブレンド用に用いられてきましたが、20世紀終わり頃、樹齢が50年を超えポテンシャルが十二分に開花したことで、この品種をより主体的に使う生産者が出てきました。
その筆頭格が「デュフール」です。1999年から他に先駆けてピノ・ブラン100%のキュヴェを造りはじめたイヴ・デュフールは、パリジャンを中心としたシャンパン愛好家に細々と紹介してきましたが、2004年、高い意識を持った息子シャルルに世代交代したことで、「オーブのピノ・ブラン」を世界に向けて発信することになりました。
2007年からはすべての畑でビオロジック栽培とビオディナミを実践し、2010年、「ECOCERT」の認証を取得すると同時に100%ビオディナミへと転換しています。
「表現者」という言葉がよく似合うシャルル・デュフールの作品は、音楽に例えるなら美しいジャズバラードのような、官能と深い精神性が感じられるものです。
(インポーター資料より)
■ワイン情報
[産地]ランス シャンパーニュ地方ランドルヴィル
[タイプ]白・辛口
[品種]ピノ・ノワール60%、シャルドネ30%、ピノ・ブラン10%のブレンド。1982年から2021年までのソレラをビン詰めしたもの。(平均樹齢35年のVV)
[土壌]キンメリジャン土壌
[アルコール度数]11.5%
[醸造について]25ヘクトリットルのフードルで発酵&熟成。
■ドメーヌ情報
[継承年]2004年
[所有畑]15ha
[栽培]2003年に厳格なリュット・レゾネ栽培を開始。2007年、正式にビオロジック栽培とビオディナミを開始。2010年、ECOCERT認証取得(ビオロジック)および、すべての畑をビオディナミに転換。